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カテゴリ:原付の旅'05夏( 12 )
2006.07.13(木) 3度目のブラウン管
9時に起きる。

「Let's Enjoy TOKYO」のポスターと「家庭教師のトライ」のポスターがずっと気になっていたのだけど、調べてみたら岡本綾と井上真央だった。朝からフランスの有料放送の同じ部分が何度も繰り返して映し出されている。くだらない話だと言うつもりはないけど、たいして何かが明らかになったわけでもないのに、ワイドショーで連日大々的に扱うような話だろうか。

昼ににぎりめしを食べていると(カレーはどうした)、「ワイドスクランブル」に上戸彩が出ている。今夜から始まる「下北サンデーズ」の番宣だ。「もういま、ロケは下北オンリーなので」と若干頭の悪い表現をしている。下北オンリーなので。と復唱しながら窓を開けてみるとむせ返るような空気が部屋の中になだれこんでくる。おお、ようやく夏っぽい天気だ。なんだか嬉しくなってきたので、下北に出かける。下北オンリーなロケ班を探すも見当たらない。よく考えたらワイドショーに出ていたんだから、今日ロケをしているはずがない。南口の幻遊社で一冊(100円)、白樺書院では収穫なし。

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そういえばいま銀座と浅草とで古本市をやってるはずだということを思い出し、15時に井の頭線で渋谷に出て、すぐに銀座線に乗り換えようかと思ったけど、疲れたので「トップ」で一休みする。ここのアイスコーヒーは濃くっていい、と書くつもりで飲んでみたら、ガムシロップがたっぷり入っていて甘ったるい。16時に外に出てみると雨がぱらついている。かまわず銀座線に乗って銀座に行き、松屋の最上階でやっている古本市に、と思ったら、やっているのは古本市ではなく骨董市だ。相方に調べてもらったら、松屋ではなく松坂屋だったようだ。松坂屋の古本市は初めてだけど、落ち着いていて良い。

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3冊ほど買って屋上に出てみると、ビアガーデンをやっている。昨日S木さんに「今度銀座のビアガーデンに行きましょう」と誘ったばかりだけど、どこのとは言っていないし、それに今日はそのときの下見ってことにしよう、と自分に言い聞かせながら入ると、なにやら物々しい雰囲気が漂っている。よくみるとテレビカメラがある。そして、どこかで見たことのある顔。おお、あれは日テレの夕方のお天気コーナーの人だ。どうやらこれから中継が入るらしい。相方に連絡して録画してもらい、素知らぬ顔をしてビールを食らう。映り込む。

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すぐにビアガーデンをあとにして、「R」に迷い込んでから「泰明庵」に行く。ようやくこの店に入ることができた。“言われたとおりに”カツ丼を食らう。なるほどそば屋のカツ丼というだしのきき方でうまい、うまいけど、どうしてこの店のカツ丼だったのだろう。うまい、というだけでいいのだろうか、それとも何か他にスペシャルなところがあるんだろうか、と悩みながら帰宅。相方から録画した動画を送ってもらい、見る。うーん、銀座のビアガーデンに似つかわしくない男がひとり紛れ込んでいる。まぁでも、俺以外の客は「演出」だけどさ。

今日になってもまだ連絡がないということは、今月は五反田のつどいはないようだ。そもそもふくろう店の「ワンダーランド」の棚も、補充する必要があるほど空いていなかったし、うーん。きっとアレに行くのだろうね。去年も土曜日に行っていたし。
by hstm2 | 2006-07-13 23:34 | 原付の旅'05夏
2005.08.27(SAT) 原付の旅'05夏<後編>5日目:上田~東京
前日の寝坊を反省して、ちゃんとケータイのアラームをセットして寝ていたのだけど、鳴ってすぐに目覚めた。6時。自宅だとフルボリュームでも気付かないのに。出先だからか、少しは敏感になっているようだ。

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久しぶりにニュースを見る。ずっと新聞すら読んでいなかったのだけど、選挙がどうこうと騒いでいる。何だかすごく蚊帳の外。いつだって投票に行かないから蚊帳の外ではあるんだけど。7時半に朝食を食べに食堂に行く。この旅で3回ホテルに泊まったけど、朝食をつけたのはここだけで、楽しみにしていた。なのに・・・。そりゃさ、朝食つけても5百円しか違わないから、過剰に期待していたわけじゃないけどさ。

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落ち込みながらも食べる。外食するときはなるべく残さないようにしているんだけど、残してしまった。レタスと、醤油の横にあるヨーグルトのかかったフルーツ。あまりにも鮮度がない。部屋に戻って、まだ行きたい店がどこも開いてないので、しばらくテレビを眺めて10時にチェックアウト。

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しばらく駅近辺をふらふらと走り、開店時刻ちょうどの11時に「刀屋」というそば屋に行く。こっちの他のそば屋がどういった感じなのかは分からないけど、外から見るといかにも老舗というか有名店風である。そうでもないか。でも中に入ってみると、そういう店にありそうな敷居の高さというか、気取ったところはまったくない。そういうところが良い。所詮はそば屋である。ということを、隣でおじいさんが語ってらっしゃっる。そういうのが聞こえてこなければさらに良かったのだけど、ね。そばは非常に腰がある、というかまだ茹でてる途中じゃないんですかというくらいの感じで、写真を拡大すれば分かると思うけども、太さもばらっばらだ。でも、この量。小・中・普通・大とあって、その中の中盛りで、これだ。

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この店を出た時点で既にお腹いっぱいになりかけていたのだけど、そうもいかない。昨日のリベンジにと、「まんぷく」に向かう。相方に調べさせたら「11時半開店」ということだったので、11時25分には店の前で待ち構えていたのだけど、開かない。もう一度調べさせたら、11時45分開店だった。しかしこの旅ではあれこれ調べさせているので、文句は言えない。この日はえらく日差しが強くて、『長野なのに・・・』と不条理にいらつきながら開店を待つ。しかし、45分になっても店は開かない。そのくせ中から笑い声が聞こえてくる。まぁ数分くらい、と思っていたのだけど、結局店が開いたのは12時だった。中から出てくる近所の店の人たち。何、世間話のために俺は暑い中待たされてたのか。東京だったらムッとして帰ってるところだけど、上田唯一の目的地だけにそうもいかない。


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開店と同時に入る。外でわざわざ待ち構えてたのは、俺だけ。大きく書かれている、そして「限定」という文字まで付いている「千枚とんかつ定食」を頼もうとは思っていたんだけど、きっと福田氏は定食だけ食べるなんてことはしないだろうなと思い、ビールと「串かつ」も頼む。さくっと出てきた串かつを食らいながらビールを飲む。うん、うまいじゃないの。ふと置いてある雑誌に目をやると「SPA!」があり、にやける。


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串かつを食い終わらないうちに出てきた「千枚とんかつ定食」1200円。なんだか何枚も重なっている。口に入れると、とろけるとんかつ。いや、大袈裟なことを言うわけでも言う必要もないんだけど、本当にとろける。そして口の中に広がる旨みとかほり。ソースを付けなくても、塩だけで十分過ぎるほどうまい。ただ広がり過ぎて、あまり豚肉の匂いが好きじゃない人は食べれなそうだ。そして俺も、既に結構満腹になっていたので、その脂っぷりに苦しむ。もうちょっとお腹を空かせて食えばもっとおいしかっただろうね。

店を出て、ちょっと気持悪くなりながら上田城跡に向かう。へぇ、真田昌幸が築いたのか。櫓を見物してしばらく展示物を眺め、芝生の上に寝転がる。普段ならこんな風に休んでないで一直線に部屋に戻るよなぁ、と考えてひとりで笑う。そしてDLした「superstar」(くるり)の着うたフルを聴きながら、歌う。


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その後、公園内にある上田市立博物館と山本鼎博物館を見学してからベンチに座って鳩を眺めて過ごす。今日は高崎に86km走るだけだし、高崎ではT君に紹介してもらった店でごはん食べるくらいしか予定がない。そう思って14時15分までぼーっとしてから、ちんたらと原付で走り出す。

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もう『何となくこっちだろう』と思って、ろくに道も調べずに走る。18号に入ると「高崎」という表示が出たので安心する。この18号から見える風景に驚く。なんだ、北海道まで行かなくても、こんなに綺麗な景色が、広い景色が見れるんだね。知ってた?普段は滅多に原付を停めないのに、思わず停めて見入る。


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1時間半走って、軽井沢にたどり着く。この辺りから道路標識に「東京」と表示され始める。そうか、東京まで161kmか。それならまだ今日のうちにたどり着けるな、と思ってしまった。思ってしまったら、もうどうしようもない。いくら「野音の時間に合わせて東京に戻るんだ」と考えようとしても、『161kmってことは、21時には着けるかな』とか、そんなことしか考えられない。相方に「帰る」宣言して、フルスロットルで走る。途中、碓氷峠で「峠の釜めし本舗 おぎのや」が目に入ったけど、さすがにまだお腹は減らないし、何より一刻も早く東京に戻りたい。それに1日で走れる距離なんだからいつでも来れるさ、と思って諦める。


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そこからはまた、フルスロットルで走り、赤信号でとまって、またフルスロットル、の繰り返し。1kmずつ距離が減っていくのを、ただただ眺めながら。高崎から17号に入ると混んでいたのだけど、深谷あたりからまた空いてくる。その上バイパスになっているので快適だ。そういえば去年も新潟から帰ってくるときに高崎からこの道を走って、そのときもこの辺りから道が空いていたなぁと懐かしい気分になる。去年より2週間くらい早いけど、肌で感じる風はとても似ている。きっと気分の問題だと思うけど。

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熊谷に入ったあたりで日が暮れ始める。北本からさいたま辺りまで、また去年と同じように混んでいる。歌いながら走っていたせいで看板を見逃し、バイパスと一般道に分かれている17号を、一般道の方に入ってしまった。さほど問題はないのだけど、信号で止まるのが面倒で仕方がない。そして19時50分、ようやく荒川を渡って東京に入り、20時15分に池袋に到着。これも去年も思ったことだけど、この東口前の明治通り沿いの明るさや人の多さを目にすると、何だか凱旋している気分になる。その気分は最寄り駅前を走っている道路に入るとより一層強くなり、小さーくガッツポーズを取ってしまう。

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TSUTAYAと最寄りの本屋に寄って、特に借りたい/買いたいモノがないことに落ち込みながら、セブンで弁当とビールを買って、「自問自答」を聴きながら、20時45分に帰宅。玄関先で待っていた相方と抱擁・・・かと思いきや、変な年寄りに絡まれていた。風呂に入ってから飲んだビールがえらくうまく感じる。そして去年と同じどころか旅に出た人が大抵思うであろう感想を、思う。

予定より1日短くなってしまったけど、良い「旅」だった。無事に帰って来れて何より。乾杯。
by hstm2 | 2005-08-27 22:47 | 原付の旅'05夏
2005.08.26(FRI) 原付の旅'05夏<後編>4日目:金沢~上田
目が覚めると既に9時を回ってる。もっと早く起きるつもりだったのに。

急いでシャワーを浴びて、送る荷物を整理する。ここからはライヴもなくて帰るだけなので、着替えがなくてもさほど問題はない。リュックに詰めて送ってボストンバックだけで移動するつもりだったんだけど、フロントで段ボールを販売していたので、それに詰めて送る。そして10時、時間ギリギリでチェックアウト。

ホテルは出発前に予約してあったのだけど、そこまでどうやって行くかをまったく調べていなかったので、漫画喫茶に入って調べる。天気予報は、今日走る石川・冨山・長野の3県(あとで調べたら新潟も通っていたから、4県なのだけど)ともに晴れ。安心して漫画喫茶を出てみると、空がどんよりしている。この雲は、そしてこの空気は、俺の経験からすると雨なんだけど、と思っていると、急激に降り始める。ちょっと呆然としていたけど、今日はもう、雨が降ったって関係ない。合羽を着こんで11時ちょうどに出発する。

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ずうっと国道8号を走る。雨でもへっちゃらさ、と心でいくら思っても、結構スピードを出しているせいで顔に当たる雨粒が痛い。2時間半走って13時半。お腹が減ってきたので、道沿いにあったガスト黒部店に入って「十三穀米のとろろご飯とポークカルビ膳」880円を食らう。ボタンを押してから1分以上経っても店員が来なかったので、むすっとしながら。

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店に入る前にはちょっと雨がやんでいたのだけど、店を出るとまた降り始める。またずっと8号を走り、親不知でちょっと休憩しながら海を眺める。この頃にはようやく雨もやみ、雨合羽を脱いで快適に走る。親不知からさらにちょっと行ったところは、「青海」という地名通り、青く澄んでいる。いや、もう青いというより、南国並みに水色だ。あまりに綺麗で見とれていたせいで標識をも見落としてしまった。

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糸魚川まで引き返し、148号に入って姫川沿いに南下する。ここからは山のあいだというかのどかな道で、案外交通量も少なくて快適。スキー場がたくさんある地域、千国以南はもう、何だか旅をしている気分にさせてくれる。いや、してるんだろうけど、ふっとこの景色の場所に行けたとしても、旅気分にひたれると思う。この写真を見てるだけでも、ってまさに自画自賛だけど、旅気分にひたれません?そして、姫川。白馬村の辺りになると、びっくりするくらい清流になっている。


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白馬から406号に入ったのだけど、これが失敗だった。国道なのに、中央線がないほどの狭さで、急過ぎるカーブと上り坂の連続。あぁそうだ、ここは日本アルプス。あれ違うか?まぁ、これだけの景色が見れたんだからいいかと思っていたんだけど、しかしのどか過ぎて段々怖くなってくる。何か出そう。小学生じゃないんだから、と思われそうだけど、それくらいの雰囲気がある。ずっと「村」だし、まだ日本にもこんな場所が残ってるんだな、と。何かもう、車が通らないどころか、動くものがほとんど見当たらない。家を見かけても驚くくらい。「鬼無里」という地名にはびびったけども。

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ここで日が暮れたら怖いので、急いで原付を走らせる。なんとか日が暮れる前に長野市中心部に着き、そこからさらに18号に入って南下し、19時37分に上田市にたどり着く。ちなみに何でこのルートかというと、ヤフーで調べたときに長野県内で一番安い宿があったのと、そういえば福田和也氏がわざわざ新幹線に乗って食べ行くとんかつ屋があったよなと思って。道としては長野を通らずに名古屋まで下りて帰った方が楽だし、ZAZENBOYSのイベントも見れたんだけど。まぁ同じ道を走りたくはない、ということで。

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そんなわけで、チェックインもせずにそのとんかつ屋「まんぷく」に向かう。が、入ろうとすると店の前に張り紙。中からは笑い声が聞こえてるけど、何だろう。よくみると「本日は貸切の為通常営業は休ませて頂きます 店主」と。この店のために、普段18時には晩ごはんを食っている俺が、何も食わずに走っていたのに。上田についての他の情報はまったくない。何だ、長野だからそばか。でもとんかつ食らうつもりだっただけに、そばでは物足りない。

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肩を落としながらホテルに向かう。駅からすぐという立地だけに、割と立派なホテルを想像していたのだけど。地図を見ながら走っていたのだけど、ホテルっぽい建物がない。ケータイで現在位置を確認すると、もう通り過ぎている。あれっ、と振り返ってちょっと目線を上げて走るとホテルの名前が見える。まさにビジネスホテル、というか、ビジネスホテルを通り過ぎている。かといって民宿というのでもなく、雑居ビルという感じ。ホテル前に原付をとめていると、酒くさいおじいさんが近づいてくる。なんだ?と思っていると「宿泊?」と。あぁ、個人経営なのか。まだ20時なんだけど、仕事放り出して飲んでるのかよ。部屋も、狭くはないんだけど、殺伐としている。壁が薄いし、テレビもえらく古い。お茶のセットは置いてあるのに、ポットがない。冷蔵庫ももちろんない。これで昨日のホテルと同じ値段かと思うと、ちょっとやるせない。

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今夜はあまり疲れていないのに部屋でごろごろしていてももったいないので、原付でうろつく。来るまでは、失礼だけど、上田ってもっと田舎だと思っていたのだけど、案外都会だった。都会といってもテッカテカした感じではなくって、渋くて素晴らしい。まさに風情があるという感じ。そして長野といえば教育県、ということで大人しそうな人が多いのかと思っていたのだけど、思ってた以上にやんちゃそうな人が多い。

適当に走っていると大きな漫画喫茶がある。さっきも書いたように、長野はもっと田舎だと思っていたので(本当に失礼だ)、24時間営業のしっかりした漫画喫茶なんてないだろうと思っていたから、宿を予約していたのだけど。チェーン店だからしっかりしてる。しっかりしてるというか、個室が広いしリクライニングもしっかりしていて寝やすそうだ。何でホテルとったんだろうと思いながら、K嶋さんに教えてもらった店の場所を調べて、お腹が空いたので「ぎょうざラーメン」を食らう。いかにも漫画喫茶のらーめんの味だ。

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コンビニでビールを買って、22時にホテルに戻る。ふだんは見ない番組を見ながら寝る。
by hstm2 | 2005-08-26 23:59 | 原付の旅'05夏
2005.08.25(THU) 原付の旅'05夏<後編>3日目:神戸~金沢
0時ちょうどに漫画喫茶を出て、出発。

台風11号が接近しているので、雨が降り始める前に何とか台風圏内から逃れようと思っていたんだけど。まだ雨は降っていなかったものの、既に暴風、とまでは言わないけど強風圏内で、走っているとふらふらと流される。そのくせ国道2号線はそこそこの交通量で、どの車もスピードを出していて怖い。自分がニュースで読み上げられることを妄想しつつも必死で走る。

途中で標識の「京都」の字が見えたので、それにしたがって2号線から171号線に入る。この道は結構交通量が少なくて、ちょっと楽だった。ひたすらこの道を走って、3時に京都にたどり着く。神戸-京都は70kmくらいしかないはずなのに、強風のせいで3時間もかかってしまった。京都の街並みをみてちょっと浮かれながら、前編と同じく「烏丸五条」の交差点にあるチェーンの定食屋で腹ごしらえをして再出発。

これが、よくなかった。ここからは台風の影響はなくなったけど、今度は急激な眠気に襲われる。食って眠くなるなんて、こんな安直なことを書くことになるとは。京都から1号線に入っていたのだけど、標識に「敦賀」と表示されていたので、さくっと161号線に入る。しばらくして、『そうだ、「逢坂の関」を通過しようと思って1号線を走っていたんだ』と気付いたけど、眠くてそれどころではない。161号線はほっとんど車が走っていなくて真っ暗で、余計に眠くなる。数分に1回意識が飛んで、気付けば中央線付近まで移動していて、たまに対向車や後続車のトラックにクラクションを鳴らされて意識を取り戻す、の繰り返し。

4時21分に、これじゃいかんと思ってローソン志賀荒川店で缶コーヒーを買い、飲みながらケータイで自分のブログを見るとTさんから本当にコメントが付いていて、浮かれて相方に電話をかける。えらく迷惑な行為ではあるが、話したおかげで少しだけ目が覚めた。段々と空が白んでくる。

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それまでは暗くてまったく見えなかったのだけど、ようやく琵琶湖が見えて、その大きさに驚く。瀬戸内海よりもよっぽど広く見える。あいだに島がなくて一面水だからだろうけど、本当に広い。そして朝焼けと相俟って、もう、うつくしい。

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6時半に福井県に入り、8号を通って日本海に出る。久しぶりにみた日本海は、記憶よりも青く見えた。

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しばらく海沿いを走って、そこからはもう、ほとんど記憶にない。周りの景色どころじゃなくて、ひたすらフルスロットル→赤信号で止まる→フルスロットルの繰り返し。しかもまた数分に1回意識が飛んでいた。そして11時20分、無事金沢に到着。

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この日は本当に天気が良くて、金沢に着いた頃にはもう汗だく。金沢では観光する予定もない(というか眠くて観光を楽しむ気になれない)ので、銭湯にでも入ってゆっくりしようと考える。と、片町にあるAPAホテルに「天然温泉サウナ片町」という施設が入っているらしく、とりあえずそこに入ってみる。料金は3時間で1500円、1日券が3千円とのこと。うーん、近くの漫画喫茶にはシャワーないし、ライヴ後にも入るんなら1日券か。でも3千円+漫画喫茶+コインロッカー代となると、結構たいそうな値段になっちゃうし、うーん、と迷っていると、「宿泊の方なら無料で、このクーポン使ったら5千円で宿泊できますけど」と。おお。じゃあもう眠いし、早く着き過ぎちゃったもんだから荷物を置ける拠点が欲しいし、宿泊することに決定。屋上にある露天風呂につかったり、洗濯機があったので洗濯をしたりして過ごす。

13時半に乾燥が終わり、会うことになっていた或る人に「金沢につきましたよ」と連絡する。すると「急過ぎる!いまから支度するから2時間はかかる」とのこと。大抵の人に対してはそうなんだけど、あんまり前もって約束ができない。何だかすんごい楽しみにしてるみたいじゃん、って楽しみにしてるんだけど。

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金沢は「るるぶ」も何も持っていないので、漫画喫茶に入って近くに何があるのかをさ調べて、近くにあったタワレコに行く。15時になってチェックインを済ませていると、或る人から「着いた」とメールが届く。

やたらとキンチョーして、「やっぱり誘うんじゃなかった」なんて後悔したけど、そういうわけにもいかない。かなり躊躇して(待たせて)15時52分に会う。予想に反して車で来ていて、乗っけられて「しょうゆソフト」なる不思議なモノが食べられる「もろみ蔵」という醤油屋だか喫茶店だか分からん店に連れて行ってもらう。もうちょっと気難しい人だと思っていたんだけど、案外気さくであった。ソフトを食べながら昔の話をする。学科は違うけど、同い年で同じ大学(俺がいま通ってる方の大学)だった人だ。その店でしょうゆソフトだけで2時間粘って話す。ずっと話すわけでも、そんなに盛り上がったわけでもないけど、それでも平気そうだったのでよし。店の雰囲気もそんな風に、時間がゆっくり流れていた。

18時20分に店を出る。18時50分にホテル前で降ろしてもらって別れる。金沢で会いたかったもう1人・ryuhei氏から「ライヴ終わったくらいに連絡ください」と言われていて、もし暇なんだったら、チケット2枚持ってるからせっかくだし誘ってみようと思って、「何時頃からひまですか?」とメールを送ってみる。そのメールに対して返ってきたのが「今AZホールに着きました」と。あれっ、おかしいな。AZホールって今日の会場だよね。ROCK IN JAPAN FESのレポにZAZENBOYSのザの時も書かれてなくって、ZAZENと同じ時間帯にやってたミスチルを観てたから、てっきり興味ないもんだと思ってたのに。

そんなことを考えながら、走って会場に向かう。日ごろの運動不足と徹夜で走ってた疲れとでちっとも前に進まない。ぜーぜー言いながら何とか開演前に会場に入る。入ってすぐのところに某スタッフの方がいて、「ど、どうしたの」と笑われる。「いや、ちょっと観光してたら時間なくなっちゃって」とハァハァ言いながら答えて、珍しくTシャツを買う。あれっ、ドリンク代取られないな、と思っていたらバーカウンターがない会場で、ライヴハウスというよりも、上映会をやってそうなホールだ。あぁ、今日は後ろで観るから酒が欲しかったのに。まぁないものは仕方ない。そんなことよりも何だか出入り口付近まで人が満員。やっぱりチケットさばきすぎじゃないのと思いながら、またしても「前につめてください」という声がかかり、なんとかフロアに降りて一番後ろに陣取る。

いつもより余計に遅れて開演。昨日と同じく「SI・GE・KI」で日向さんがひとりで現れてスタート。あれっ、音が悪い。それでも金沢はアナーキーかつロックンロールだ。昨日の神戸はロック、ロックというかロッキンジャパン的で「僕らのロック」っていう感じだった。あれ、分かりづらいねこれ。昨日はどこか自意識があって躊躇いながらも一体感でわーっとなった感じだったけど、金沢はもう、自意識って何?という世界。他の客なんかお構いなしに、それぞれが勝手に不恰好に、飛び跳ねて、踊っている。何より2月のアコエレで来たときにもいたロックンロールな一団が今回もいらっしゃる。アコエレのときはちょっと温度差を感じて微妙だったのだけど、今回はマッチしているし、発する奇声も割とタイミングがよい。金沢名物なのかな。あぁ念のために書いておくと神戸と金沢、どっちがいいとか悪いとかいう話でもないし(好きか嫌いかというのは、あるけど)ロッキンっていう固有名詞も変な意図はなくてふと浮かんだだけです。

ライヴの方はというと、さすがにセットリストは大体昨日と同じ感じだった。それでもアレンジが所々変わっているのは、すごい。そして向井さん。ノドの調子が少しだけ悪そうというか疲れてそうではあったけど、その疲労を上回る気合い。本当にすさまじい状態になっていた。ノリにノリまくっている。MCはさほどなかったけど、これほどの状態になってるのはあまり観たことがないというくらい、ちょっとすごみがあった。一番後ろで立ち尽くしていても汗がにじむほどに。

それは向こう側の話。こちら側、というか俺自身はどうだったかというと、ちょっとイマイチだった。それはまったく向こう側の問題ではない。ある意味向こう側の問題かもしれないんだけど、とにかく人が多い。メンバーが出てきたときに、出入り口付近にいた人たちも前に詰めてたのだけど、すぐに皆スペースを求めて下がってきて、一番後ろなのにものすごい人口密度。しかもさっき書いたように金沢はアナーキーであり、一番後ろであろうとお構いなしに飛び跳ねている人もいる。おおう、俺いまビーサン。あの靴を神戸に遺してきたのは失敗だった。そのかかと痛いやつじゃん!という心の叫びは通じない。通じないというかこちら側の問題だから通じる必要もないんだけど。

そうこうしているうちにライヴ終盤。「COLD BEAT」が始まって、おおもうすぐ終わりだ、と気付く。ということは次が「CRAZY DAYS~」。おおやっぱり、と思いながらちょっとだけ踊る。じゃあ次は「自問自答」だなと思っていると、またしても不意打ちであのイントロ。おお「半透明」だ。今日は後ろなので割と客観的に聴いていたのだけど、んっ、ドラムの音よりギターの音が変わっている。違和感。ドラムは大体の部分は良かったけど、ラップ(だからラップとか言いたくはないんだけど)の直前のところで、「んんっ?」と前のめりになってしまう。そして昨日は自分が珍しく飛び跳ねて周りを見てなかったから分からないけど、今日はみんな阿波踊っている。これもね、我ながらくだらないと思うんだけど、あの曲でそのまま阿波踊りって、それはないんじゃないの?っていつも思ってしまう。ほんとくだらな過ぎて踊っている人には申し訳ないんだけどね。何か「あの中には入れないな」と思ってしまう。踊る阿呆にはなれない、というわけではないけど、あの音で素直に阿波踊る阿呆には、なれない。阿呆って失礼だなこれ。

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じゃあアンコールは「自問自答」か。でもこの狭さで快適に聴く自身もないし、開演前に走ったせいでノドも渇いている。ということでフロアから出る。ジュースを自販機で買っているうちにアンコールが始まる。あれっ、「KIMOCHI」だ。この2曲のどっちかやらないって、なんて贅沢なセットリストだろう、と思いながら、扉の向こう側を想像しつつ広々としたスペースで聴く。ライヴは視覚も含めて楽しむものだと思ってはいるけど、扉を隔てていても、十分に伝わってきた。「KIMOCHI」が終わってすぐにホテルに帰る。

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で、ホテルで汗を拭いて、買ったばかりのTシャツに着替えて、原付で会場前に戻る。会場前というか、道路をはさんで会場の反対側に。「会場前でアンケートを書いている」というryuhei氏を探すが、大抵の人がアンケートを書いていて、もうさっぱり分からない。でも東京ナンバーの原付でZAZEN-Tシャツ来て現れてる俺は気付かれやすそうで、こそこそと探す。と、「もう書き終えて『やっほー』に向かってます」と。『あぁなんだ、いないのか』と急に堂々と出待ち、というか出待ちする人や撤収作業の観察を始める。道路の向こう側でメンバーが現れて、車に乗り込む風景を眺めてから、「やっほー」に向かう。

21時50分に「やっほー」近辺にたどり着く。ちなみに店自体は22時開店らしい。店のある細い路地をちらっと見てみると、人がいる。あぁ、きっとアレだ。でもしっかり見てないので何人いるのか、どんな人か、分からない。またしても急に緊張し始めて、周りをうろうろする。ひとりじゃないようだし、何か気まずそうだ。まーでもいつまでもそうやっていても仕方ないので、会う。

会ってすぐ、本名を名乗られたので名乗り返す。ちなみに聞き取れなかったけど、何だか聞き返せなかった。ちなみにちなみに、仙台でMさんと会ったときに本名を名乗られたけど、そのときも聞き取れなかったけど聞き返せなかった。ryuhei氏は、何だか想像通りのナイスガイだった。ライヴ前に「青いタオルを首に巻いている」と言っていて、そういう格好の人が周りに何人かいて、すごく気になっていた。しかもその人たちが微動だにせずにつまらなそうに過ごしているのを見て、ブログのイメージだともっと素直に踊ってる人だったのにな、なんて思っていて。でも実際に爽やかというか、何だか軽やかに翔んでるガール、ガールじゃないやガイだった。そして「同類」であることを知り、驚く。あれっ、でも計算合わないよ。

で、「やっほー」。入ってすぐにゴキブリが目に入ったけど、うん、まぁ飲食店にいないわけがないもんなと思ってやり過ごす。だけど1匹見かけたどころじゃなくって、もう運動会開催中で。しかもお茶漬けをつくっているさまを観察していると、スーパーで売ってる昆布の佃煮を、あのパックのまま取り出してつくっている。で、食べてみる。あれっお茶の味がしない。もう1度つくってるさまを見てみると、急須に何か粉を入れている。お茶の素かと思いきや、だしの素だ。しかもあの袋のまま。あぁ、ここは「店での唯一の言語がやっほー」ということを面白がるためにしかこれない店なのか。でもそんな状態だったので「やっほー」(「やっほー」というよりも「やほっ」という感じなのだけど)なんて元気良く言う気にもなれない。しかも話していると「さっさと食え」と怒られる。で、「すいませんビールを」と言っても無視される。えっ何これ。「ビール」って書いてあるじゃん。唯一の言語が「やっほー」なのは分かるけどさ、「やっほー」って言ったらお茶漬け出てきちゃうじゃん。何?「ビールやっほー」とでも言えばいいのか?何だか腹立たしくなってきたのでさっさと食らう。

店を出て、どこかで酒でも飲みながら話したい気分であったけど、どうもそんなノリではないようなので、出てすぐ別れる。またいつか、ゼヒ。一旦ホテルに戻って原付を置いて、酒を買いに出かける。近くのコンビニに酒が置いてなくって、「この辺で酒置いてるコンビニないですか」と聞くと、「すぐそこのスクランブルを左に行ったサンクスだけですね、この辺だと」といわれる。すぐそこのスクランブル、ね。すぐそこって、ここだよね。左に曲がって(たぶん竪町通り)をずーっと歩く。が、どこまで行ってもコンビニがありそうにない。しかもちょっとアレな若者が多いので引き返し、途中で適当に細い道に入ってうろつく。もう疲れてきたし酒は諦めようかとも思ったけど、ふとケータイで周辺の店が検索できることを思い出して、やってみる。と、あっさり出てきた。「スクランブルを左」どころか「スクランブルを通り過ぎてしばらく歩いて、道の左側」だった。

まぁ無事着けたからいいかと思いながら、ビールを買う。そういえば金沢らしいモノ食べてないなと思ったら日本酒が置いてあったので、それも買ってホテルに向かって歩く。この辺は繁華街だけあって、怖そうな人がちらほらと。視線を落として歩く。


「おーい」


あれっ、いま何か、声掛けられた気がする。「おーい」っていうより「うーい」っていう感じだったけど。そんなフレンドリーに声をかけてくるような知り合いはここにはいない。これって絡まれてるのかな。いやでも俺じゃないはずだ。何もしてないよ俺。そう思いながらも、念のため振り返る。時刻は22時49分。



あれー向井さんだ。


いかにも「ひとっ風呂浴びてきました」というような格好で、ひとりで立っている。びっくりし過ぎて顔がヘンになっている俺に「金沢まで来とったか」と。金沢どころかずっと原付で来てますよ、と言いそうになったけど、そんなアッピールはいらないなと思って「えぇ来てましたよ」と答える。

向「今日よかったやろ!」
俺「えぇ、昨日今日とすごいですね。テンションが」
向「今日はもう、飲み会もできんほどに疲れた」
俺「あぁ、明日も昼から名古屋ですもんね」

その後もうしばらく話して、握手してもらって「じゃあ、野音も行きますんで」と言って別れる。「じゃあまた」と返され、浮かれる。ZAZENシャツ着てたのがちょっと恥ずかしくもあったけど、それも良い思い出。

部屋に戻って浮かれながらビールを飲み、日本酒を飲まないうちに眠ってしまった。
by hstm2 | 2005-08-25 23:25 | 原付の旅'05夏
2005.08.24(WED) 原付の旅'05夏<後編>2日目:神戸
7時11分に起きる。

無料で入れるということでシャワーを浴びる。まだナイトパックの時間が残っていたので、持ってきていた東京事変のDVDを観賞し、9時に店を出て懐かしの地・西宮に向かう。天気は予報と違って良好だ。

地図を持っていなかったので標識に従っていい加減に走っていると、西宮神社に差し掛かる。あれっ、西宮神社って何かで聞いたことある。よく正月に一斉に走っている、あの神社?しかし神社の人に聞くのもミーハー過ぎるし、ガイドブックも持って来ていないし、もやもやしながら境内を歩く。

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そしてまた原付に乗っていい加減に走っていたら、いつのまにか甲子園にたどり着いていた。しかし今日は何も行われていない。まぁその閑散とした感じもまた、よい。どこかの球児たちが自転車でやってきて、甲子園を見据えていた。心の中で『頑張れよ』と声を掛けながらすれ違う。で、甲子園をぐるっと一周してみたのだけど、どこが「正面」というか、いかにも甲子園というアングルなのか分からなかった。

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迷い続けても仕方がないので、コンビニで地図を見て昔住んでいたアパートに向かう。着いてみると、駅前は再開発が進んでいるらしく、えらく様変わりというか、小奇麗になっていた。街を歩いていると(歩くというか原付だけど)、その当時の思い出は甦ってこないけど、感覚や感情が呼び起こされて、不思議な気分になる。相方に「随分変わっちゃってるよ」と送ると、「街だって君と同じく4年過ごしていたんだよ」といわれ、ハッとする。本当だ、この街を出てから丸4年だ。捨てた、とまでいうと何か気取った感じがするけど、この街じゃないと思ったのは事実だし、うーん、そう考えると何とも言えない気分になる。住んでいた頃大好きだった椎名林檎の「正しい街」が心にしみる。この街に初めて来た時、父親も一緒に家具や家電を見てまわって、大学を見に行って。もう細かい話は覚えてないけど、まぁここで4年間頑張れよといわれたことがふと思い出されて。父親は「やっぱりやめる」と聞いたとき、どんな気分だったんだろう。

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まぁあ感傷的になっても仕方ないし自分らしくもない。ぐるっと街を見てまわったあとで、夏休みで閑散としたキャンパスに向かう。大学での思い出は、さほどない。半年しかいなかったし、もう4年前だし、ね。

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しばらく芝生に寝転がってから大学をあとにして、よく自転車こいで出かけていた西ノ宮北口駅に向かう。この阪急今津線に沿って通っている道は、当時からその雰囲気が好きだったけど、その雰囲気があまり変わってなくて安心した。何号線なのか分からないし細い道ではあるけど、好きな道。その道を走って通っていたのは、駅ビルにあるジュンク堂。特に何も買わなかったけど、棚の配置を眺めて懐かしむ。

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天気予報は依然雨らしいので、13時に西宮を出て急いで神戸に戻る。ここからは地元であるツボウチゼミ(ゼミ?)S木さんの意見に素直に従って、と思っていたら、昼ごはんにするつもりだった「かもめ屋」は姫路の店だった。何で昨日もうちょっとしっかりメールを読まなかったんだ、と後悔しても遅い。途中漫画喫茶に入って他の店の住所を調べたりデジカメのデータを吐き出したりして、昼ごはんもまだなのに昼下がりのティータイムを楽しもうと思って、14時半に東灘区の「ケーニヒスクローネ本店」に向かう。あー舌が回らない。どうやらあちこちに店を出しているらしく、そんな店の本店だから俺には居心地悪いだろうなと思っていたのだけど、中学校のグラウンド脇にある、いかにも街(というより町の)ケーキ屋さんといった感じで落ち着いている。どう見てもそんな大規模展開している店の本店とは思えない。近所の奥さまが教師についてあれこれ話してるし。まぁ、それが良かったのだけど。ティーカップがでか過ぎて、このまま口つけて飲んでいいのかしばらく悩んだけど、ケーキ(ケーキじゃないけど言い方がわからん)はほどよい甘さでおいしい。

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15時15分に三宮のセンター街まで戻り、「DONQ」にてクロワッサンを買い、食べながらHMVに行って、くるり「Superstar」を聴く。相方は「何か盛り上がらないまま終わっちゃう感じ」なんて言っていたけどサビがすごく盛り上がって聴こえるし、あぁ俺くるり好きだと思って、買う。CDプレイヤーなんて持っていないのに。そしてまた神戸チキンジョージを下見に行くと、もう既にリハをやっているらしく、音が漏れてくる。

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1回音がやんで、ベース音。・・・んっ?この音はさっき聴いていたピースだ!いや違う半透明少女関係だ!やっぱりあの曲は似過ぎている。が、すぐにやんだ。ちょっと興奮してしまったけど、『どうせやらないんでしょ、フェスでしか』とひねくれながら会場をあとにする。

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この日の会場は18時、時刻は15時50分。あれっ、あと2時間しかない。ライヴの整理番号は17番なので、せっかくだから前に行こうと思っていたのだけど、密集地帯に入るにはちょっとスメリー。そして足元はビーサン。そんなわけで2時間のうちに風呂と安ーい靴を探さなければならない。とりあえず靴が先だと思ってセンター街やら高架下をふらついてみたのだけど、どこも「こだわって選びました」的な靴しか置いていない。違う、そんなんじゃないんだ。もっとこう、スーパーとかで売ってそうな、ワゴンにばさっと入れられているような靴が欲しいんだ。なのにどの店も、安くても5千円くらいの靴しか置いていない。履き捨てるくらいのつもりだから、そんなに払えない。時間はどんどん迫ってくる。焦る俺。

17時を過ぎて、靴を買うことを(=前に行くことを)諦めかけたそのとき。ある店が目に入る。「激安の殿堂 ドン・キホーテ」。そうだ、ドンキがあった!大抵のものは売っているドンキが!急いで入り衣料品のフロアを探すと、あったよ!999円の靴が!!まさに激安の殿堂。こういうのを求めていたんだよとつぶやきながら、靴下と一緒に買う。そして急いでシャワーを浴びてライヴ用のいい加減な服、いい加減な服というか、なぜか持っているレアルの3番のユニフォームに着替えて、荷物をロッカーに預けて17時40分頃会場に。

そこそこ大きい会場だけあって、会場周辺には既に人がたくさん待っていた。レアルのユニフォーム(黒い方)なんか着てきたことを若干後悔しつつ、待つ。へへ、俺の整理番号17番だぜ、と思いながら。しばらくすると「先行のチケットをお持ちの方は整理番号順にお並びくださーい」と。おお、待ってました。


えーと、このポケットに入れたチケッ・・・あれ。こっちのポケッ・・・あれっ?こっちにもないよ?えっ?


パニックに陥りかけながらも、慌てても駄目だ、落ち着け自分と言い聞かせて来た道を戻ってみたけれど、どこにも落ちていない。もしかして、と思ってロッカーを400円余分に払って開けてみたけど入ってない。もう、頭は真っ白。「何の為に」そのことばが頭をぐるぐる回る。これだけ良い番号で入れることなんて、オークションで買わない限り、滅多にないのに。急激にテンションが下がり、もうさっさと金沢に移動しようと思いながらも、もし誰かが拾ってそのチケットで入っているんだとしたら、(「それ俺のだ!」っつってもどうにもならないことくらいは判断できる状態だったので)一体どんな奴が、と思って、とりあえず係の人に「チケット落としちゃったんですけど」と話しかけてみる。と、「ちょっと中で・・・」といわれ、入る。

中にいた方にチケットを落としたことと整理番号を伝える。と、ひとしきり唸ったあとで「チケットはお金と同じようなモノですので・・・」と。うん分かってる。俺はもし、その17番のチケットを持って並んでいるやつがいたとすれば、その人の顔を見ることさえできればもう金沢に行きますとか考えていたら、「お金を払っていただければ、特別に、先行枠で入っていただくということにしますので」と。・・・えっ。それはそれで、そんな簡単に、何の確認も取らずに入れちゃっていいのかい、と思いながらも、喜んでお金を払って入る。

喜びながらも複雑な気分で開演を待つ。2.5列目といった辺りだったので、まったく位置的に問題はないのだけど。が、会場スタッフの仕切りが悪くて2階を中々開けず、それに加えてチケット出し過ぎなのか、開演30分前に「前につめてください」とアナウンスがあり、そのせいで早々とギュウギュウな状態になる。おお、これはきついよ。前の方の人はみんなうなだれながら開演を待つ。

19時を少し過ぎたあたりでようやっと開演。日向さんが1人で現れて、「SI・GE・KI」のイントロで引っ張る引っ張る。その煽りでさらにギュウギュウになり、異様な状態になる。『おお、これ絶対最後までもたんぞ』と思いながらも、ペース配分とかどうでも良くなっちゃうのもたまにはいいか、と。他の3人が登場し、さらにヒートアップ。しげきがほしくてたまらんのー。って、もうSI・GE・KI的過ぎる。「秘密ガール」とかのノリづらい曲の辺りで前の方の客の疲れが出始める。開演から1時間経たないうちに、新曲「感覚的にNG」で完全にクールダウン。そうなると逆にノッてくるのが俺。ただ新曲は「んん?」という感じだった。

前に行くときはいつも日向さん側に(いつのまにか)いるのだけど、久しぶりに前で見ていたら、何だかもう、怪物みたいになっていた。動きがもう、変態くさい。いや褒めてるんだけどさ。何かに憑依された人みたいになっていて、何度も髪から汗が飛沫になって飛んでいて、凄まじい。時々目をひん剥いてて怖い。終盤、「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」が鳴り始めた瞬間飛び跳ねる俺。もう、周りなんて関係ないという状態に、珍しく達する。煽りまくる日向さん。セットリストを覚えていないけど、聴きながら『これをやったということは、次は「自問自答」だろうな。ってことは、アンコールは「KIMOCHI」か』と、飛び跳ねながらも冷静に考えていた。

で、アンコール。出てきた向井さんは引き続き上機嫌(というか酔っていたのか)で、「こう・・・ち」とわざと間違えて客を困らせて「返しづらいでしょう。でも、それを返すのが皆さんの仕事ですよ」と言い、さらに「メキシコ!」と呼びかけて、今度は「イェーッ!」と返した客に「イェーしか言えんのかっ」と言っていた。そんなやりとりをしていたせいで「何だか曲にいける感じじゃなくなってしまった」ということで「昔この神戸の地でやったやつを」と宣言してから「フレーッ!フレーッ!ヤ!○!○!」と。『そうだよなぁ、この状態から「KIMOCHI」には行けないよな』なんて考えていたら、まったく予想していなかったイントロが流れる。

えっ、と一瞬理解できなかったけど、「半透明少女関係」だ!

俺が最初にZAZENBOYSを知った曲で思い入れがあるのだけど(そんなに「毎回やって欲しい!」とかいうような、他の曲は聴けなくてもこの曲だけは、というような、特別な、過剰な思い入れではない)。新生ZAZENBOYSになってからはずっと演奏していなかったから、あぁ、あの曲はアヒトさんのドラムがあってこその曲だから、もう封印されたんだろうと思って納得していたところに、ロッキンとサマソニのフェスでやったということを知って、『何?祭ビートだからフェスのときにだけやるの?そんな狭い枠にとどめて置くのは勿体無いんじゃないの?』なんてえらそうなことを考えていて。だから、まったく予想してなかった上に、随分久しぶりに聴いたので、えらくテンションが上がった。まさに狂喜乱舞する。

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終演後、ふらつきながらすぐに会場を出て、ジュースを飲みながら回復を待つ。30分ほどしてようやく立ち上がり、コインロッカーから荷物を取って漫画喫茶に入る。本当は道を調べてシャワーを浴びたらすぐ店を出るつもりだったのだけど、えらくからだがだるいので0時まで居座る。
by hstm2 | 2005-08-24 23:00 | 原付の旅'05夏
2005.08.23(TUE) 原付の旅'05夏<後編>1日目:広島~神戸
6時45分に両親に起こされる。そして2人ともすぐに出かけてしまった。

すぐにでも出発したかったんだけど、原付で旅してることを親に話してないもんだから原付は駅前に停めてあって、ヘルメットもそこに置いてたせいで雨に濡れてて。前の晩にこっそりとってきてたんだけど、朝起きてもまだ乾いてなくって。ドライヤーで乾かそう、と思ってみたけどこの家にはドライヤーなんてない。

そんなわけでしばらくボーッとしてたんだけど、いつまでもこうしてるわけにはいかんと思って、まだ生乾きだけど、ばーちゃんに見送られながら実家を出て、8時50分に原付にまたがって出発!

すぐ近くからバイパスが通ってて、帰ってくるときは交通量少なくて快適だったのに、あちこちで工事をやっていて、ずーっと渋滞。しかもやたらにトラックが多い。岡山市に入る辺りまで煽られ続ける。特に岡山バイパス、事前に調べたときに「端っこが狭い上にトラックが多くて、もう通りたくない」と書いている人があって、そんな、スピード出せば問題ないだろうと侮っていたんだけど、まぁー怖かった、本当に。

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岡山市中心部を過ぎると景色も交通量ものどかになる。よって速度も上がる。15時15分に姫路に着き、迷いながらも姫路文学館に向かう。が、荷物が重いのと、この先の天候と時間が心配なのとでゆっくり観るゆとりもなく、和辻哲郎のコーナーは少し関心があったけど、他のところは、うーん、と思いながら、そうだここは『文学館』だったんだと今更気付く。それにしても「複製」が多かったのは何でだろうか。

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文学館を出て、姫路城にも入ってみたかったのだけど、まぁこの辺りなら、帰省ついでにまた来れるさと思い、諦めて姫路をあとにする。姫路以東の2号線は、そこまでとは対照的に、道沿いにずーっと栄えている。栄えている、というのは大袈裟にしても、そこまでは自然があふれていたのに、姫路からは道沿いに店や建物が割とずーっと立っている。1号線と合わせても、姫路から大阪辺りまでが特に栄えているという印象。途中、S木さんの小学校が近くにあるということで見に行く。そしてmailをしてお勧めの店を聞き、いかにも「町のお好み焼き屋」といった感じの店を教えていただいたのに、運悪く閉まっていた。

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18時に明石に到着。明石っていえば、もう、ねぇ。ということで、たまには雑誌や誰かに頼らずに自分の嗅覚を頼りに、たこが食べられる「ふつう」の店を探し、駅から港へと続いている商店街にある店に入る。ここが、ほどよくくたびれた店で、ちょっとたこの新鮮さが、うーん。まぁでもおいしかった。味以上に、店の中で早々と酔っ払ったおじさんいやおじいさんがケンカを始めたことの方が何だかナイス。そして店の前をねこが通り過ぎる度に自動ドアが開くのもナイス。

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店を出てしばらくふらついていると「子もちたこ最中」なるお菓子を売っている店を見つけ、迷わず買ってすぐに食べる。あぁ、子持ち、子餅、なるほど。

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たこに夢中になっていると急に空が赤く染まり始め、慌てて原付を走らせて明石海峡大橋に。しまなみ海道を走ったときに、『本州四国連絡橋なんてこんなもんだよな』とか思ってたところもあるんだけど、いやー、夜になるとまた違うね。何か、阪神の中継をラジオで聴いてる、聴いてるっつってもイヤホンとかじゃなくて普通に鳴らしているおっさんとかも包み込んでしまうような、景色。

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30分ほど見惚れて、見惚れてというよりシャッター押しまくっているあいだに完全に日が暮れて、ちんたらと神戸に向けてまた走り出して19時42分に無事たどり着く。まずメリケンパークに行って海とポートタワーを眺めてしばらくぼーっとする。

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ぼーっとしていたら「そういや神戸って三大夜景のひとつだったよな」と思い出し、さすがに山をのぼる気力はないけどちょっと見下ろしたいと思い、神戸市役所の上の方の階に上る。おー十分きれい。走ってるときも思ったけど、神戸の夜の色は東京に似ている。港町だから横浜に近くもあるんだけど、何か違う。どこか透き通った色をしている。


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その後早々とチキンジョージを下見する。近くの駅でコインロッカーを見つけ、リュックから翌日のライヴ用の服(別に気合いの入った服ではない)だけ取り出して預ける。時計を見ると21時10分。漫画喫茶のナイトパックは22時から、ということで軽く1杯飲もうと、漫画喫茶の近くにある店を探す。ふと目に「ホッピー」の看板が目に入る。うーん、何かちょっと大人の隠れ家入ってるような雰囲気だけど、まー1杯飲むだけだし、と思って入る。この店、関西ではたぶん珍しい焼きとんの店で、まぁホッピーもたぶん珍しいんだと思うんだけど、中々「当たり」の店だった。まず、店長がちょっと「ギャル男」入ってる風貌なんだけど、面白い。店員とコミュニケーションなんか取らないぜといった性格の俺が何だか話しかけてしまったくらいに、そしてかかっている音楽も、なぜかC-C-Bだとか、そういう年代のポップス。しかも有線ではない。それを、店長がちょっと口ずさんでいるところも、良い。内装も、大人の隠れ家っぽいのに、どこか隙がある感じで落ち着ける。そう、全体的にどこか隙がある感じで、良い。

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そんなわけで、ナイトパックの時間までちょっと1杯、のつもりが、気分良く2時間飲み続けてしまった。会計が、(学生的な)飲み会の会費より高かったけど、まぁ楽しかったので良し。カウンターで隣になったカップルの女が誕生日らしく、そのことを知った店長がシャンパンをサービスしていて、そのシャンパンを女がこぼしてなぜか俺に直撃したけど、ムッとしやすい俺が「いやーもう、ぜんっぜん大丈夫っすから!気にしないで!」とか言えちゃうくらい、気分が良かった。また行きたいけど、次行くときまであるかなぁ。

23時5分に漫画喫茶に入り、すぐに寝る。
by hstm2 | 2005-08-23 23:09 | 原付の旅'05夏
2005.08.18(THU) 原付の旅'05夏<前編>6日目
8時半に起きる。10時にチェックアウトし、荷物を実家に郵送して、出発。

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松山→今治と海沿いをひた走り、しまなみ街道をかっ飛ばす。こんな無駄な橋をつくるなんて、日本もまだまだ捨てたもんじゃないね、とか、フェリー会社は大変だろうな、とか、島に特別な風景は何もないけど、その普通さがいいよなぁ、とか、ぼんやり考えながら走る。

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何島か覚えてないけど、真ん中辺りの島の海は、本当に透き通っていて、そして誰もいなくて、とても綺麗だ。あぁあと、通行料の支払いが料金箱が設置してあるだけで、いい加減過ぎて笑えた。50円とかいう料金設定もヒドイ。橋ごとに払うんだけど、そんなに50円玉もってないよ。両替機も、そして人もいないしさ。

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14時45分に向島からフェリーで本州に戻り、国道2号をひた走る。そして予定より随分早く、16時15分に実家に到着する。

他の日の日記が長くなり過ぎて「一体こんなもの誰が読むんだろう」という気分になったので、最終日くらいは短く。写真は明日の正午頃にでも。そして文章が長いのはどうしようもないとしても、ちょっとヒドイので、またあとで編集しますー。
by hstm2 | 2005-08-18 23:47 | 原付の旅'05夏
2005.08.17(WED) 原付の旅'05夏<前編>5日目
6時に目が覚める。浴場が24時間営業なので朝っぱらから入る。

少し遅れて7時24分に松山港に入港。とりあえず松山市中心部まで移動し、コインランドリーを求めてさ迷う。しかし、一向に見当たらない。ローソンに入って店員に電話帳で調べてもらうと、市内に数件しかなかった。そりゃー見つからないわ。そして教えてもらった住所を頼りに探してみたけど、見当たらない。近所の人に聞いてみても分からない。また別のコンビニに寄って別のコインランドリーを教えていただき、9時10分に今度は無事発見する。しかしコンビニで洗剤買ってきたのに、洗剤不要の洗濯機だった。

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洗濯しながら今日のルートを考える。松山は、「るるぶ」まで買っていたのに、道後温泉以外は何も考えていなかった。あぁ、漱石やら子規やら山頭火やらがゆかりのある土地か。俳句の道なんてもんまである。じゃあこれを周ろうかとも思ったんだけど、松山に来て俳句っていうのも松山に負けている感じがするのでやめた。・・・とか言いながらも、最初の目的地は子規がらみの「石手寺」。11時にたどり着いて境内をふらつく。案外観光客が多くて驚いた。そしてねこが何匹もいて、人目もはばからずにじゃれる。

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12時に松山市街まで戻り、サロンキティの位置を確認してから大街道に。おお、案外栄えている。でも「都会の喧騒」という感じはなく、どこか落ち着いていて、楽だ。松山名物が特に思いつかなかったので適当なファーストフードでお昼を済ませ、秋山好古・真之生誕の地をちらっと眺める。何かビデオが上映されていたけど、さほど興味はない。それよりも、そういう施設を好まなかった人だったのにそれをつくってしまう神経が理解できなかったので、さっさと帰った。ノドが渇いたので、旅で2度も行くのは自分でもどうかと思ったのだけど、スタバに入ってアイスラテを飲みながら、このあと周る場所を考える。

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13時に店を出て、「愚陀仏庵」に行き、セルフタイマーを使ってアホな写真を撮る。まぁ、写真がアホというか、わざわざそんなことをやっている様の方が滑稽ではある。緑が綺麗な場所だった。そこを出て松山中学校に行く。昔の建物が残してあるのかと勘違いしていて、碑が立っているだけなのを見てがっかり。

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うーん、他に何かないかなと「るるぶ」をめくっていると、「浄土寺」のところに「空也上人像」と書かれているのを見つける。空也上人像って、日本史で習った、俺が大好きだった、何か吐き出してる、アレか!と色めきだち、14時20分に原付で向かう。境内に入ると、さっきの「石手寺」にはほとんどいなかったお遍路さんの姿がたくさん見られる。・・・ん?これよく見たらお遍路じゃないな。ずーっとお経を唱え続けている集団。で、目当ての像を探すも、真ん中にある壇は扉が閉められていて、見えない。相方に電話して「ここにあるんだよね?」とネットで検索してもらうと、「・・・京都の六波羅蜜寺じゃなくて?」と。あぁ、日本史で習ったのはそっちだ!でもここにもあるはずなんだけど、まぁ習った方じゃないならいいや、と諦める。ここの寺は、カルピスウォーターや、コンビニで売っているような箱入りのお菓子が箱のまま備えてあったり、不思議な寺だった。

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15時に市街地まで戻り、ホテルにチェックイン。うん、ふつーのビジネスホテルだ。ケータイとi podを充電しておいて、大街道にある漫画喫茶に出かけてデジカメのメモリをCD-Rに焼く。30分で店を出てホテルに戻ろうとすると、向こうから例の緑のZAZEN Tシャツを着た女性が歩いてくる。うーん、まぁ今日ライヴあるけどよ。まぁ、ある意味ちょっと羨ましい。

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16時10分に、デジカメと財布だけ持って、楽しみにしていた道後温泉に。まさに千と千尋の世界。1200円の「霊の湯二階席」コースを選んで(ガイドブックと値段が違っていた)、「霊の湯」につかる。ここの湯がえらく熱く、また風呂に入りにきたというより建物やらの雰囲気を眺めにきたこともあって、10分もたたないうちに上がり、お茶とせんべいをいただく。何となく池袋の「ナンジャタウン」が頭に浮かんだ自分の想像力のなさに落ち込みながら、皇族専用浴室である「又新殿」や漱石のくつろいだ「坊っちゃんの間」などを見学する。

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17時半に、カップラーメンとビールを買ってホテルに戻り、ライヴ前の腹ごしらえを済ませる。さほど良い整理番号でもないので、18時40分に会場に向かい、入る。仙台の会場も大して広くはなかったのだけど、あそこは縦長なつくりな上にステージが低くて後ろで観たい俺にとってはイマイチだったのだけど、ここは横長、というか本当に狭い。300人も入るの?と聞きたくなるような会場で、ビールを飲みながら開演を待つ。直前にビールをおかわりして、19時10分に「WHISKY&UNUBORE」でスタート。おお、ライトがちょうど向井さんの横から俺の方に射していて、全然見えん!しかも照明がずっと変わらない。でもまぁ聴ければいいか、と思いながら楽しむ。

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仙台のときは、客とのやり取りがちょっとあったりして機嫌が良さそうだったけど、この日はテンションが高かった。こう、ちょっとのけぞりながら右手を挙げる、たまにやるポーズを何度もとっていたり、ラップ(ラップとか言いたくないんだけど)部分で、こう、手をいつも以上に動かしていたり、何の曲のアタマでやったか忘れちゃったけど、「MATSURI STUDIOからMATSURI SESSIONを経て~」のあとに、いつもは一言しか言わないのに、「うなりあげて」「ひねりあげて」「縮み上がって」「へっぽきあがって」「笑いをおさえて」と色々言っていた。姿はほとんど見えなかったけど、酒がえらくすすんだ。途中何度もおかわりに行って、周りの人に迷惑をかけた気もするけど、まぁ良し。

21時に終演。今日も良かったというのと、酔っ払ったのと、『そうだ、このために俺はここまで・・・』と思うとTシャツの1枚でも買いたくなり、でも5杯もおかわりしたせいで財布の中はからっぽなので、ATMを探して走る。が、一向に見当たらないし、まぁ神戸で買えばいいかと思い、会場前に戻って搬送風景や出待ちをしているファンを、橋の上に座りながら眺める。20分ほどで向井さんが、いつも通りふっつーに出てきて歩いて去って行った。ぞろぞろ移動するファンと、それを眺める俺。そしてまたしばらくして、日向氏と松下氏があらわれ、このふたりもまた歩いて帰り、またもぞろぞろ移動するファンと、気さくにファンサービスをする日向氏と、それを遠巻きに眺める俺。しばらくぼーっとしていたのだけど、ふと、いつまでもファンが戻ってこないことに気付く。ちょうど機材車の向こう側でよく見えないけど、まだファンサービスしてるのかな、と思って行ってみると、隣の飲み屋の外の席で向井さんが、ふっつーに飲んでいた。『おわっ、普通に飲んでるよ。こういうところ好きだなー』とか思ってにやけていると向井さんと目が合い、飲んでいるのを眺め続けているファンって失礼だよなと思い、そそくさと逃げて元の位置に戻る。よく考えたら、たまに話し掛けてもらっているのに、松山まで来ておいて逃げるっていうのも、それはそれで失礼だ。

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しばらくすると店の中に入ったらしく、ファンが帰って行く。と、やっぱり話したいことが色々ある!と、ひとりでその飲み屋に入ろうと思い、原付で、じゃない、走ってATMを探し回ったけど、こっちのコンビニにはATMが置いてない上に銀行のATMも閉まっている。諦めて飲み屋の前まで戻って相方に電話していると、MATSURIスタッフの方2名とすれ違う、が、特に気付かれず。外にいるのも迷惑だしそんな自分も嫌なので、会場すぐ近くのホテルに戻って即、寝た。

>>セットリスト
by hstm2 | 2005-08-17 23:33 | 原付の旅'05夏
2005.08.16(TUE) 原付の旅'05夏<前編>4日目
6時に目覚める。喘ぎ声が聞こえてきて、『どこのバカがヘッドホン付けずにAV見てるんだ』と思っていたけど、どうやらAVではないようだ。この街は混沌とし過ぎている。シャワーを浴びたり充電をしたりして、9時40分に店を出る。

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とりあえず計画通りに新世界に向かう。何でここに来る予定になっていたのかよく分からないけど、ここが予想以上に素敵な街だった。既に数多くのおとーさん方が立ち飲み屋で飲んでらっしゃる。俺も混ざりたいけど、さすがに真っ昼間から飲酒運転はしたくない。諦めて10時26分に「いづみ」に行き、「名代シチュウー」という、シチューというよりスープな食べ物を食らう。

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なんばまで戻って「天丼の店」に行くと長い盆休みを取っていて開いていない。またしても諦めて法善寺をさくっと眺めてから「夫婦善哉」でぜんざいを食らう。他に客がいなかったので、おばちゃんと話す。ヘルメットを見つけて「遠くからきたん?」と聞かれ、「あぁはい、東京から」と答えると大いに驚かれ、「一体、何でまた・・・」と言われてこっちが考えこんでしまった。あれ、俺一体何でこんなことしてるんだ?あぁそうだ、ZAZENBOYSだと思い出して話すと「それはやっぱり、坊さんと関係してるん?」と、やっぱりなことを言われる。

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店を出て相方と電話していると、「揺れてるんだけど!!」と相方が興奮し始める。気にせず自分の話を続ける俺は、どうせ大した地震じゃないんだろうと思っていたら、あの震度だった。しかも数日前に行っていた、仙台。あとちょっと時期がずれていたら、と、両方の意味で思ってしまった。不謹慎で申し訳ない。

11時58分に、行列のでき始めている「自由軒」に。何かシブいものを頼んでやろうと思っていたのだけど、混雑ぶりに、そしてレジのところで全体に指示を出しているおばちゃんの活気に負けて、普通に「名物カレー」を頼んでしまった。もう、あのおばちゃんにやられた。完敗。

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12時48分に「平野町3」に行き、原付を止めて「平ぶら」する。ここまで来るとちょっとしたストーカーと言えなくもない。そして例の時計店のあった建物にあるカフェに入り、外を眺める。俺には昔の街並みを想像する力なんてない、と書くつもりだったんだけど、案外何となく頭に浮かんできた。そんな通りだった。しかし、他にもう1店舗しかないようだし、チェーン店というほどのチェーン店ではないみたいですよ、ツボウチさん。まーチェーン店のカフェということばがイメージさせるもの、という意味では正確だったけども。

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13時45分に堂島に移動し、「大阪といえばジュンク堂」という自分の中のイメージにしたがってジュンク堂に行く。ここは昨日の丸善とは対照的で、揃うのは揃ってるけど特に意外性はない並び。これもまた自分の専門に限った話だけども。「QJ」の最新号が出ていたのでそれだけ買って店を出る。

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外に出て歩いていると14時50分に雨が降り始めたのでドーチカ(堂島地下街?)に逃げ、「インデアンカレー」で「インデアンカレー」を食らう。自分でつくるときには甘口でしかつくらない俺にとっては、辛い。口に入れた瞬間はマイルドなのに、しっかり辛い。まぁ、他の人にとっては普通くらいなんだろうけど。さすがにお腹が膨れてきたのでその並びにある「喫茶舘キーフェル」に入り、600円のミックスジュースを飲む。ちなみにインデアンカレーが750円。まぁ、おいしかったから良し。普段東京でミックスジュースを飲むことはないけど、小さい頃親に連れられて行った喫茶店でよくミックスジュースを飲んでいたので、その頃の記憶が少しだけ甦って、なんだかしみじみする。

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外に出ると雨は上がっていた。少し歩いて「ネスパ」に行き、「コロペット」が2つ付いたセットを食らう。さすがにお腹がいっぱいになる。胃の輪郭をはっきり認識できるし、何だか胃が熱い。しかし、そんな状態でもおいしいコロペット。隣で食べてた女性客もほどよく気品が溢れているし、店自体もいい雰囲気だった。また来たい、ちょっと高いけど。

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ジュンク堂に戻ってうろうろしていると、「ダカーポ」を見つける。あれ、東京でも火曜日に並んでるっけ、と思いながら91頁を開くと、「H君」。H君・・・hstm・・・おお、H君だ!しかしこんなに金城庵について書かれているのを、はじめて見た、って今年度になって読み始めたばかりだけど。思わず小林秀雄や開高健の文庫本と一緒に購入する。

もう回る予定のところはすべて周ったしお腹がいっぱいで少し苦しいので、17時半に漫画喫茶に入って充電したりこれからのルートを調べたりする。そしてそのうちに寝てしまい、気付けば19時半。急いで片付けて店を出て歩いていると、客引きのちょっといかついおにーさんに声を掛けられる。手で『すいません』とやりながら通り過ぎたのに、「おーい、お兄さん」と後ろから声を掛けられる。もういいよ、しつこいなーと思いながら何度か無視していると、「財布、いらないの?」と。振り返ると、財布が落ちている!!また同じ過ちを繰り返すところだった。

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その後ロッカーから荷物を取り出して、20時に大阪を出て、ほどよい速度で神戸に向かう。六甲アイランドの入り口でちょっと迷いながらも22時というちょうどいい時間にに無事フェリー乗り場にたどり着き、乗船手続きを済ませてビールを買ってフェリーに乗る。当然2等席なので、雑魚寝。女性専用室もあり、結構若くてちょっと派手な人も乗っている。そして俺が入った部屋にも女性が1人だけいて、おお、そういう人いいねーと思っていると単に男と一緒なだけだった。船上で声を掛けて扇情する、のには缶ビール1本は少な過ぎるので大人しく23時半に就寝。
by hstm2 | 2005-08-16 23:20 | 原付の旅'05夏
2005.08.15(MON) 原付の旅'05夏<前編>3日目
4時半に店員に起こされる。「飲み物の方ラストオーダーになりますがー」って、1杯も頼んでないんだし、大荷物で、しかも1人でカラオケに入ってるんだから、察しなさいよ。まー1人で立って歌っている姿を店員に見られてたけども。5時7分に店を出る。三条大橋のほとりの宿、じゃない、カラオケ店には泊まったけど、はしごを買わされることはなかった。

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5時33分に四条にある漫画喫茶に入り、今日の行程やら諸々を確認する。7時3分に退店し、三条大橋まで戻って「松屋」に入り、和風ハンバーグ定食を食らう。旅先で食べる松屋が、いつもよりまずく感じるのは何でだろう。最初の目的地に行こうとしたらまだ開いてなかったので、しばらく鴨川のほとりを歩きながら「自問自答」を無戒Verで聴く俺、とか思っちゃってる自分の痛さを感じ取りながら、開店を待つ。

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最初の目的地というのは、三条大橋すぐ横にあるスターバックスコーヒー略してスタバ。開店時刻8時ちょうどに入り、ラテを飲む。京都最初の観光(?)地がスタバ!?っていうのは、まぁあるんだけど、変にシブいところから入るより、これくらいのところから周ろう、と。建物自体はスタバにしてはシブいし、三条大橋が眺められるし、店員さんは美人だし、混んでないし(お盆だからっていうのはあったんだろうけども)、気に入った。あとは客がガイジンさんばかりなのがどうにかなれば、ってこれは無理か。

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8時31分にスタバを出て、「六曜社地下店」に向かうが、まだ開いてない。ちなみにさっきのスタバも7時に開くと思っていた。俺の調べた情報は一体・・・と落ち込んでいる時間はない。切り替えて8時55分に「イノダコーヒ本店」に行く。ここは半ば観光地化しているであろうことは予想していたのだけど、思った以上にそうなっていた。この時間なのに行列ができている。並ぶのは大嫌いだけど、ここまで来て諦めるのもどうなの、と思っていると9時に2階席が開き、あっさり入れた。

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そんな状態だったので、『どうせ大した店じゃないんだろう』と侮っていたけど、メニューを眺めて、ふっと視線を少し上げると店員が注文を取りに来て感動。こういうところに感動するのは田舎者の証拠なのかもしれないけどさ、別に大げさに顔をあげたわけでも、キョロキョロしたわけでもないのに、しかもこれだけ混んでいる中で、そんな小さな動きまで見ているとは。エクストラを頼み、苦さに参りながら新聞を読む。

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10時前に再び「六曜社地下店」に行く。しかし10時になっても開かない。あれっ、どういうことだろうと思ってもう一度よく看板をみると、12時からだった。さっき俺は何を見ていたのだろうと思いながらも、近くにある「丸善京都川原町店」に行く。実は東京で丸善に行ったことがないのだけど、入ってみると『おお、揃ってるねー!』ということはまったくないのだけど、『おお、これを平積みにしちゃうの!』と思うことが多くて、おもしろい。自分の専門分野限定の話かもしれないけど。もう来ることはできないだろうからと、全フロアをじっくり眺めてまわる。例の7Fの美術書売り場に行くと、『檸檬』とその一節の書とレモンが置いてある。うーん、ここでこれ買っちゃうのはさすがにまずいよなぁ、と思いながらも購入してしまった。さらにまずいのだけど、店員に「すいません、この辺り(レモンが置いてあるあたり)を写真に撮っていいですか」と聞くと、ちょっと笑いながらOKしてくれたので撮影してそそくさと1階まで降りる。そしてさらに恥ずかしいんだけど、って丸善で恥ずかしいことしかしてないんだけど、「ダヴィンチ」がラノベ特集で、わざわざ実物を読む気にはならないけどソッチ側の言い分くらい読んでみようと思い、買う。いやー手にとるのが恥ずかしい恥ずかしい。そして「情況」の別冊がマルクス特集で、言うまでもないけどソッチの人では全然ないけど、これも買う。

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11時15分に、出町柳の「柳月堂」に再び向かう。ここは某バンドの方がいつだかの「ブルータス」(これも名前出すのちょっと抵抗があるね)の「COFFEE & CIGARETTE特集」で好きな喫茶店として挙げていて、そのときから気になっていた。ちなみにクラシックが流れている店なんだけど、出かける前に調べると「私語厳禁」だの「チャージ料」だの書かれていて、ちょっとげんなりしていた。何かいかにも「通」の人たちがピリピリした空気を醸し出している様子が目に浮かんだから。しかし、入ってみると全然そんなことはなくって、ものすごくリラックスできた。内装も過剰じゃなくてほどよい。しかも店員の女性が深田恭子みたいだった。別にファンじゃないんだけどさ。そしてクラシックはさっぱり分からんけどさ。

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そこ「アイス・カフェウォーレ」を飲んでいるとツボウチゼミ(ゼミ?)S木さんからメールがあり、いまちょうど京都にいらっしゃるということで、12時に会う。タワー下の喫茶店(名前は失念)に入ってアイスコーヒーを飲みながらしばらく話して、そこの店の方にすすめられた伊勢丹の屋上で昼ごはんを食べる店を探すも、どこも行列ができていて諦める。そして某対談で評価が分かれていた階段を眺めてながら、エスカレータで降りる。(ちなみに俺はそんなに嫌いではない。)

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京都駅近辺をさまよっていると、東本願寺のあたりに「大弥」といういい感じにくたびれた(失礼)食堂を見つけ、ふとメニューをみると非常に安かったので、入る。ここが中々良い店だった。おばあちゃんが1人でやっていて、テーブル席を1つ犬が占拠している。店内はえらく散らかっている。そしてテレビでは高校野球が映し出されている。これだよこれ、と思いながら親子丼を注文し、えらーく待ってから食らう。380円(たぶん)。もう、さほどおいしくもないし、ケチつけるところ満載なんだけど、何だか通いたくなる。

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14時に駅前でS木さんと別れ、今度こそ「六曜社」に。が、地下の方は満席。しかし俺には地下に入る理由があるんだ、って別に大した理由はないんだけど、そう思って40分まで待ち、ようやく入って一番奥の席でブレンドを飲む。あぁ、高田渡もこの席に座ったのかな、と思いを馳せるほどの思い入れはないのだけど。京都まできといて寺とか神社行かずに、コーヒーをブラックで飲めないのに喫茶店ばかりまわってボーっとしてたんだけど、ふと、何だかこれってすごく贅沢な時間なんじゃないのか、と思った。

15時に店を出て、いざ大阪へ。中心部に近付くにつれ、交通ルールが変化していることに気付く。これは愛知辺りから感じていたことではあるんだけど、関西圏では「黄色は進め」どころか「赤もちょっとくらい進め」らしい。しかし、大阪はさらに強烈で、「交差する道の信号が青になっても、2~3秒くらいは進め」なようだ。何だか最初から大阪パワーに負けていた。そして16時45分になんばにたどり着いたのだけど、人、人、人。人の海。そして何だか皆パワフルだ、街並みも主張が激しい。荷物が重くてちょっとだけ疲れていた俺は、完全に大阪に負けていた。何とかロッカーに荷物を預けて、17時55分、あまりにもお腹が空いていたので目の前にあった「ぼてぢゅう中店」でミックスを食らう。その後しばらくふらつき、漫画喫茶に入ってデジカメのデータをCD-Rに焼く。

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19時24分に、再びS木さんと合流して地下鉄で鶴橋に行き、他の店に比べて呼び込みも外装内装もあまり主張の激しくない、麒麟のサインの飾られた焼き肉屋「喜楽園」でホルモン盛り合わせなどを食らう。うーん、うまい。見た目がちょっとアレな(味も見た目同様だったけど)部位も食べることができたし、満足する。一人だったら焼き肉屋に入る勇気はなかっただろうし、感謝。

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その後梅田に移動し、「THE WINE BAR」という店でウイスキーとチーズを食らう。(さすがに1杯目はワインを飲んだけど、ワインのことはよくわからない。)看板と名前がちょっと、という感じではあったけど、中はそれなりに良い雰囲気だった。後ろで騒いでる団体がちょっと邪魔くさくはあったけど。そんな環境だったのと、それなりに酔っ払っていたこともあり、語らう。語らう、としか言い様がない。大学生らしいというか、ちょっと青い話ができて楽しかった。

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23時半に駅で別れてなんばまで戻り、漫画喫茶に入る。客席で大声で話しているやつや「よっぱらっちゃったのー」とか携帯で話しているやつに舌打ちをしながら、寝る。

ちょっと長過ぎたねこれ・・・。
by hstm2 | 2005-08-15 23:01 | 原付の旅'05夏


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