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2006.07.30(日)
昨日の22時から、また風呂に入りながら『宗教が往く』を読み始めてとまらなくなる。とまらない、というか、上がるのが面倒になるのだ。半身浴、というわけではないのだけど、湯をフルに張るとお金がかかるし長い時間浸かっていられないから、湯を半分しか張っていないから、結果的に半身浴になっている。2時間ほど経つと急激に汗の量が増える(ちっともサラサラの汗じゃないのがいかにも不健康だ)。360頁ぶりに「わたし」(=松尾スズキ本人)が登場したところで切り上げて上がったら2時半だ。7時間半も読んでいるのに読み終わらないのは、俺が極度の遅読だからというだけではない気がする。5年もかけて連載されていた作品だからだろうか。

風呂上がりに北上計画を本格的に詰める。日がのぼる頃にひと段落。ひと段落、というか、ひとりで決めるわけにもいかないので、帰省しているA野さんにはメールで送信し、或る人には朝っぱらからうちに来ていただいて確認してもらう。11時から大塚に出かける。某区立図書館(これも「某」なんてつける意味ないか)にミルの初期著作集が置いてあるという情報を手に入れたので借りに来たのである。さくっと利用登録を済ませ、借りる。

借りるだけ借りて脱兎のごとく渋谷へ。「脱兎のごとく」と書きたいだけで意味はない。今日は「批評サミット」の2日目だ。あんまり場所を把握していなかったせいで大いに迷いながらもなんとかたどり着く。「批評サミット」というくらいだから、そして「批評サミット」に来るような人だから(「批評サミット」に出ている「批評家」の読者だから)、「批評」ぽいオーラ、というか、こむずかしい概念をこねくりまわし、じゃない、駆使してギロンしてそうな若者のナイーブなオーラをイヤというほど浴びせられるんだろうなと思いながら扉を開ける。

会場は驚くほど淡々としていた。淡々としていた、なんていう以前に、客席は圧倒的に埋まっていない。面食らいながらも席につき、佐々木敦と大谷能生のトークを聞く。うーん、批評家が5時間に渡って批評し続けるから、「批評家トライアスロン」であり「批評サミット」なわけですよね。お互いの仕事に関する雑談をしているだけにしか見えない俺は、思わず「批評」って何?と言いそうになってしまう。と、大谷能生に代わって三田格が出てくる。出てくるなり少し佐々木敦に突っかかっている三田格。おお、なんとなくあくちゅある。「今日ここに来て失敗だったなと思うのは、今日会場に来てない人は、俺が「批評家トライアスロン」に出ているっていう情報をみて『あぁ、三田格って批評家なんだ』と思われるだろうなってこと」と語る三田格。自分は「ライター」であり、「批評家」ではないぜ、と。おお、これは面白そうだと思いかけていたら、「俺がやっているのはプレビューでありショッピングアドバイザーでしかなくって、批評ってのはもっと過ぎ去ったものに対して行うものだ」とか、「俺はいつも思いつきで何かを書いているだけだけど、批評っていうのはもっと体系的で図式化できるものだ」というようなことを言い出す。嗚呼。とつぶやく前にケータイが鳴る。マナーモードにはしてあるが、静かな会場だけにバイブ音がうるさく聞こえる。脱兎のごとく会場を飛び出す。

電話はAさんからで、メールも届いていた。2時間前に俺がいた大塚の図書館が写っている。「何してんのめしくう?」じゃないよこのやろう、と八つ当たりしながら電話をかけなおす。近くにいるんじゃないかと思って電話してきたそうだが(そう思わせたのはケータイからこの図書館の写真を投稿した俺なんだが)ちっとも近くにはいないのである。もう「批評サミット」の会場から出てしまったことだし、一緒にごはんを食べる気満々だったけど、特にそんな話も出ないまま電話は終了。ひとりで渋谷で遊ぼうかとも思ったけど、「ブックファースト」を覗いただけで終わってしまう。日曜の、そして梅雨明け初日の渋谷はあまりにも人が多い。何をしようか考えていると、染井霊園に行きたかったことを思い出す。

とりあえずAさんと合流しようと思い、大塚に行くことに。が、人身事故で山手線が止まっている。暑さも相俟ってイラつきながら埼京線乗り場に移動すると「山手線運転再開いたしました」とのアナウンス。埼京線に乗ったら乗ったで隣のバカップルとしか言いようのないバカップルがずっと尻相撲をしている。彼らを蹴飛ばす妄想をしているうちに池袋に着き、山手線に乗り換えて本日2度目の大塚。今度は俺から大塚の図書館の写真を送ると、「いまジュンク堂だよ」と返ってくる。嗚呼。それなら大塚に用はないのに。嗚呼。近くスーパーでZIMAを買って飲もうとしたところで栓抜きを持っていないことに気付き、さらにやるせなくなる。

もう、今日は帰ろう。そう思って向原から都電荒川線に乗る。でも、わざわざ「いまジュンク堂だよ」と教えてくれたからには、行かなければならない気がしてくる。東池袋4丁目、東池袋4丁目、サンシャイン前です。そのアナウンスを聞いて、なぜか『よし、やっぱり「ジュンク堂」に行こう』という気分になり、電車を降りた瞬間にメールが届く。「そして往来座へ…」と書かれている。早く言えよこのやろう。それなら鬼子母神前まで乗っていたのに。やっぱり今日はAさんと会うのは諦めようと思い、この辺りの地理にあかるくないせいで無駄にサンシャインのまわりをぐるっと1周してから「ジュンク堂」に行く。『徳富蘇峰終戦後日記』や『藤田省三対話集成』が気になるけど、これは帰省してから買えばいい。

明治通りを歩いて往来座に。眠気と暑さと、なぜかAさんのあとを辿っている状態になっていることとでムッとして、宜しくない目つきで歩いていると、その視線の先に退屈男さんがいらした。ハッと我に返って「ど、どうも」などと挨拶してすれ違う。「往来座」まであと30メートルというところで、「馬場へと続く道」というタイトルで往来座の前の写真が送られてくる。走っていけばAさんがいるんだろうけど、すっかり疲れた上にいつでもスネている俺は走る気にならない。

「往来座」を覗いてから鬼子母神に。いま、鬼子母神がアツイ。と、冗談で書こうと思って来たのに、本当に人が沢山いる。べつに紅いテントが立っているわけでもないのに、だ。年配の方が多い、ということは、やっぱり名番組(嘘)「ちい散歩」の影響だろうか、と思ったけど、そんなわけないか。だって鬼子母神の回、「ちい散歩」という番組なのに、地井さん歩いてなかったもんな。鬼子母神の表参道を歩いていたら、Aさんから電話がかかってくる。うちの近所の公園でようやくAさんに会い(こんな書き方をするとよっぽど会いたかったみたいで気持ちが悪いね)、買っておいてくれた缶ビールで乾杯。公園の遊具で童心に返ろうと思ったら、思ったようにからだが動かないことに気付き、童心に帰るどころではなくなる。

駅前の「芳林堂書店」に行き、帰省に備えて『時刻表』を購入し、飲み会のあるAさんと別れて帰宅。寝る。また長々と書いてしまった。
by hstm2 | 2006-07-30 07:18 | 日常
2006.07.29(土) ついに“セレブ”を見つけた
今日はAさん宅でキンミヤ祭りの予定だったけどキャンセルされてしまった。最近キャンセルされてばかりだ。じゃあ俺もキャンセルしてやるぜ、ということで、「第一回批評サミット:批評家トライアスロン!」に行く予定をキャンセルして不貞寝する。というのは嘘で、ただ単に起きたら12時を回っていたせいで参加できなかっただけだ。

いや、遅れて参加することも当然できたんだけど、月曜の始発で帰省するつもりだから、帰省しているあいだに読む論文をコピーしておかなければならない(日曜は大学の図書館が開いていない)。来月15日までにロンブンをそこそこ仕上げておくためには、帰省しているあいだに結構進めておく必要があるのだ。16時から大学に行き、3時間かけて2千円分コピーする。途中、休憩がてら「文藝春秋」の「同級生交歓」をパラパラと。すっかり「同級生交歓」のページをパッと開けるようになってしまった。そしてついに、1983年12月号に、「親子二代にわたって「同級生交歓」しているセレブ」を発見する。でもコレ、キャプション間違っていると思うんだけど。

いくつか借りて帰りたい本もあるけど、延滞していたせいでしばらく本を借りられない。ほとんどの同級生は1ヶ月近く海外に行くみたいだから、頼み込んで代わりに借りてもらおうかと思ったけど、明日出発だから、さすがに誰もいなかった。明日区立の図書館にでも行ってみよう。
by hstm2 | 2006-07-29 21:19 | 日常
2006.07.28(金)
昨日の夜帰ってから、買ってきた松尾スズキ『宗教が往く』を読み始めたらとまらなくなる。「クワイエットルームへようこそ」のときもそうだったけど、松尾スズキのリズムに馴れるまでは中々読み進められないけど、馴れてくるとどんどん読み進められる。風呂につかりながら読んでいたら、いつのまにか3時間経っていた。足の指がふやふやだ。空もすっかり明るくなっている。

7時に寝て13時に起きる。洗濯と掃除を念入りにして、16時過ぎに出かける。今日は「笹塚フェスティバル」だ。去年も来たことだし、今年もまた行きましょうという話になっていたのだ。17時に笹塚に着くと、或る人から「バイトの残業が入ったので、8時に伺います」と連絡が入る。まぁ、バイトなら仕方がないね、まぁ、A野さんと祭りを眺めて待っていればいいか、と思い、A野さんとの待ち合わせ時間である18時まで時間を潰すことにする。

そうだ、せっかく笹塚に来たんだから、某スタジオに行こう。某スタジオに行こうったって、押しかけるのではなく、近所を徘徊するだけだ。どうせ本人はFUJI ROCKに行っているだろうから、鉢合わせになる心配もない。何のために徘徊するかというと、最近向井さんがねこと戯れていると書いているから、俺もねこと戯れて時間を潰そうと思ったわけだ。どの角度から見ても不審者としか思えない動きで探していると、そのねこかどうかは分からないけど、近所に2匹ほど発見できた。

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満足して駅前に戻る。笹フェスは今年も町内会のイヴェント感が漂っている。笹塚駅前の道路を閉鎖してまでやっているけど、これなら笹中の校庭でやっても大差ない感じだ。学校でビール売るわけにはいかんだろうけど、250円という値段設定からも商売っ気がないことはあきらかだし、そもそも「笹塚中学校」というテントの下でPTAが色々売っているようなイヴェントである。よさこいだか阿波踊りだかを踊っているけど観る気にもなれず、南口にある遊歩道(ただし渋谷区の部分ではなく、世田谷区の部分)でビールを飲みながらスネる。

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とっぷり日が暮れて、お腹も空いてきたので、10号通り商店街にある「M's Curry」でポークカリーを食らう。コレがすごくうまい。角煮のような豚肉の甘みがたまらないし、また濃厚な甘辛のルーがその甘みにすごくマッチしている。だけど、サラダと一緒に出された小さいボウルに入ったモノが何なのか分からない。常識的に考えればサラダのドレッシングだけど、あまりにもどろっとしているし、ボウルに添えてあるスプーンの存在意義がよく分からない。こっそりサラダにかけてみたけど、うーん、そんなにマッチしているとは思えない。しゃらくせえ、サラダなんて生で食うぜ!と食いきったところで、あとから入ってきた客があっさりと「これはどうやって食べればいいんですか」とさわやかに聞きやがった。ちくしょう。カレーを食べていると、A野さんから電話がかかってくる。店の中で出るわけにもいかず、放っておいていると、今度はメールが届く。見ると、カレーを食べているタイミングでそんなことを、というようなことばが映っている。

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食べ終わって電話をかけ直すと、笹塚ではなく、うちのアパートの前にいるとのこと。どうやら俺の連絡の仕方が悪かったようだ。すぐにアパートまで戻り、新聞代を払っていると、A野さんと或る人がやってくる。バイトで疲れている様子のふたりを見ていると、何にもしていないくせにスネていた自分が恥ずかしくなる、なんて書くのはみっともないか?ともかく、本当に持ってきてくれた“愛憎弁当”を食べながら、北上計画の話を詰める。

0時に解散。今日は月末金曜日だから「虎の門」が放送されない。残念がりながらも、「タモリ倶楽部」から「検索ちゃん」の流れでテレ朝をつけていると、今夜の「朝生」は「昭和天皇と靖国神社」だ。今日こそはツボウチさんが出るかしら、と思ったけど、やっぱり出ていない。ギロンの流れを見ていると、何度か「週刊新潮」の時評に触れていたし、きっとトンカツ先生には出てもらいたかったんだろうね。しかし、田原総一朗が「誰もA級戦犯が悪だなんて思ってないよ」という発言をしたときに、全員が同意していたけど、それならギロンするようなことは何もないだろうに。大した計画もないまま、まさに「無責任の体系」の中で、国民を戦争に導いたから彼らを断罪しなければならないと語るカンサンジュンやコモリヨーイチは、自らが当事者であったことを想像した上で語っているのだろうか。俺には現代に立って語っているようにしか思えない。カンサンジュンはよく「コンテキスト」というけれど、「何か」について語るときに、その「何か」の「コンテキスト」につながれるのは「何か」だけであり、それについて語る彼は「コンテキスト」には左右されないのだろう。そんな彼のことばこそ「無責任」だと思う(「それは違うよhstmさん」と言われるかね)。あぁ、「朝生」ってそんなにマジメに見るもんじゃなかったっけね。ライトだった頃に読んでいた「諸君」だか「正論」だかに、「朝生」についての連載があって、「誰が一番“ライト”な私の溜飲を下げさせてくれたか」を基準にヒョウロンされていたけれど、むしろあの姿勢のほうが「朝生」に対する正しい姿勢なんだろう、なんてことを書くのは「朝生」への皮肉です(皮肉です、だって。偉そうだね)。

ところで、「昭和天皇と靖国神社」と言えば、内田樹のブログがよかった。
by hstm2 | 2006-07-29 01:30 | 日常
2006.07.27(木)
二日酔いというほどじゃないけど、酒が残っているせいで7時に目が覚める。

今日こそ本郷でお昼ごはんを食べよう、と思っていたら、或る人から9時頃に「どうだい?」とメールが届く。どうだいったって、どうもしないぜ。返信せずにおいたら、11時過ぎに今度は「返事がないから仕方ないか。また今度!」とメールが届く。えっ、いまから行こうと思っていたところなのに。でも、もうきっと誰かとごはんを食べる約束をしてしまったんだろうから、諦めて自宅でカレーを食らう。

今日は晴れていないから出かける気も起きないが、チケットの発売日なので駅前の「ぴあ」に行き、来月末の向井秀徳アコースティック&エレクトリックのチケットを購入する。帰宅後、夏の北上計画を考えていると、今夜高尾山のビアガーデンに行く約束をしていた人から、靴擦れで高尾山に登れそうにないというメールが届く。じゃあ高尾山はやめにして、19時からどこかで飲みましょう、と話していたら、今度は「やっぱり18時でもよいでしょうか」というメールが届く。あとに何か用事ができたのかと思い、「何かあるんでしたら、今日じゃなくてもいいですよ」と気を遣ったふりをしていたら、「そうですね、じゃあまた今度にしましょう」とあっさりフラれてしまった。気を遣うふりなんてするもんじゃないね。

夕方まで読書。17時から丸の内線に乗って出かける。新大塚駅から本郷三丁目駅まで5分53秒だ。一旦降りて18時までスタバでコーヒーを飲んで、再び丸の内線で東京駅。いつのまにかAさんも合流している。京浜東北線で大森に。都内とはいえ、大森には地方感が漂っている。地方感というか、地方のそこそこの規模の都市の感じ。だけど、背伸びをしている感じがしないのが、地方と違うところだ。まぁ、駅前はチェーン店だらけだけどさ。

駅から6分36秒ほど歩いたところに「野田岩」はあった。飯倉の「野田岩」はいかにも老舗の雰囲気を出しているけど、大森の野田岩はふつうの店な感じで入りやすい(値段はどちらも同じくらいだけど)。19時だというのに並ぶことなく入れた。俺は鰻重を、Aさんは白焼きを注文する。5分も待たずに(あらかじめ焼かれていた)うなぎが出てくる。もうね、たまらんね。うなぎが口の中でとろける。やっぱりこないだ食べた中国産のやつは、うなぎじゃなくてゴムだったんじゃないかと思うほどにふんわりしている。笑いがとまらず、Aさんに気持ち悪がられてしまう。でも、それくらいおいしいのだ。とんかつ先生が勧めていたのにも納得がいく。京浜東北線なんか乗ったことなかったけど、この沿線に住みたくなるくらいだ。だって、この沿線に住んでいれば(そして東京で働いていれば)、何かスペシャルなことがあった日には、定期を使って途中下車して、このうなぎを食べることができるんだから、なんて書くと、褒め過ぎだろうか。たしかに安くはないし、量も多くはないけど、それだけの価値はあるように思う。

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しあわせな気分に包まれながら大塚まで戻り、「江戸村」に。この店にくるのはまだ2度目だけど、すっかりホームグラウンド気分だ。相変わらず若い客がいないくって、まさに「サラリーマンが仕事帰りにいくような居酒屋」という感じ。木曜日は「生ビールの日」で、ビールが1杯157円だ(しかも開店から閉店までずっと)。サワーはすべて152円だし、食べ物も安いし、なぜこういう店に若い人が来ないのか、不思議でならない。しかも、素晴らしい包丁さばきの店員に見入ることもできる。飲んでいると、なぜか「今度ツボウチゼミ(ゼミじゃないけど)で集まることがあったら、全員ちゃん付けで呼び合ったら面白いよね」という話になり、勝手にそれぞれの呼び名を考える。考えているうちに大人の方たちをどうやって呼ぶかという話に発展する。ツボウチさんはアレしかないね、とか、ミリオンセラーエディターのかたはこうだね、とか、まったく実用性のない話をする。実用性がないというか、失礼というほうが正しい。

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にゃー
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にゃー


今日もまた、ふたりして大塚駅前の「あおい書店」を物色してから解散。
by hstm2 | 2006-07-27 15:12 | 日常
2006.07.26(水)
12時過ぎに起きると、ついにファインウェザーだ!

本郷で昼ごはんを食べるつもりだったけど、もう遅いのでやめにする。雑用を済ませると、晴れていることがあまりにも嬉しくって出かけずにはいられない。壊れた原付を走らせて渋谷に出かける。昨日ディスクユニオンから電話があり、予約しておいたフィリップ・コーランのアルバムが入荷したと言われていたのだ。青い空は遠くなってゆく。天気はいいけど、明治通りは混んでいて、爽快感は少ない。ほとんど車の通らないような道をかっ飛ばしたい。

アルバムを買ってすぐに帰る。15時半にS本来訪。部屋の大掃除をしていたら、バイトしていたときにもらった本がたくさん出てきたので、古本屋を紹介してくれ、と。うーん、困った。人が古本街を案内しているのを見て、『俺の記憶は偏っているし、そもそも感覚的過ぎるから、案内できないなあ』と思っていたのだ。じゃあ「古書現世」に、と言いたいところだけど、どう見ても「古書現世」向きの本ではない。いや、そもそも古本屋向きの本ではなく、「BOOK-OFF」向きの本だ。でも、暑い中わざわざ馬場まで運んできた彼に向かって「BOOK-OFF」は勧められない。

俺もひとつリュックを背負わされて早稲田通りを歩く。社会科学系の教科書や政治に関するジャーナリスティックな本が多いので、「照文堂書店」に入る。古本を買い取りしている現場を目にするのは初めてだ。そのあいだに俺は別の古本屋で漱石の『こころ』を買う。S本にジュースをおごってもらい、アパートまで戻ってから別れる。なぜいま『こころ』かというと、昨日Aさんからメールで「向上心のない奴は馬鹿だ」と、脈絡もなく言われたからだ。あとになって特に意味はなかったことが判明したけど、なんでそんなこと言われなきゃなんねーんだと憤慨した俺は、『こころ』を読み返そうと思ったわけだ。結局意味は分からなかったけど、俺もいつかKに、じゃない、Aさんに、「向上心のないものは、ばかだ」と言い返してやろうと思う。

19時に九段。今日はA井さんに誘われて、4人で九段会館ビアガーデン。去年来たときには、時間が遅かったこともあって空いていたけど、今日はえらく混んでいる。そして今年はしっかりバニーを目撃。目撃どころかビールを持ってきてもらったけど、愛想が悪くてがっかり。あんたね、バニーに愛想なんて必要ないの、バニーはバニーであればいいんですよとAさんに諭される。ビールを飲み過ぎて気持ち悪くなる。22時で閉店。Y田さんも加わり、5人で馬場まで戻って「&」に行き、日付けが変わる頃に解散。

帰宅後、酔っ払いながらも、安請け合いした「原稿」に取りかかり、1時間ほどで書き上げる。自分のレポートなんかより、よっぽどまじめに書く。酔っ払いながら1時間で書いたわりにはそこそこの出来だぜと満足し、送信して寝る。
by hstm2 | 2006-07-26 12:56 | 日常
2006.07.25(火)
12時に起きる。少しくずれた。

カレーを食べてぼんやり。15時からようやくレポートを書き始め、1時間で終わらせる。A4で1~3枚とはいえ、いい加減なレポートを提出するのは胸が痛む、なんて、殊勝なことは書かない。16時半に大学に行って提出を済ませて池袋に。親の保険証の更新があるらしく、俺が被扶養者であることを証明するために所得証明が必要だと言われていたのだ。被扶養者として認定されなくたって構わないぜ、と言いたいところだけど、意外とからだの弱い俺は、保険証がないと困るので、某役所に(某なんてつける意味、あるんだろうか)所得証明をもらいに来たのである。大学から某役所まで走って、受付終了時間である17時15分にぎりぎりすべり込み、証明書をもらう。

某役所を出て、今度は豊島郵便局に走る。どうにも更新期限が迫っているようで、今日中に速達で送るようにと言われていたから、集配局である豊島郵便局に走ったわけだ。出し終えて、今度は駅へと走る。別にダイエットしているわけでもないのに、なぜまだ走る必要があるのかというと、池袋駅でAさんを待たせてあるからだ。待っているあいだにソフトクリームなんか食べていたAさんと合流したころには、すっかり汗だくだった。今週号の「SPA!」のことが頭にあった俺は、池袋西武の地下で弁当を買おうかと思ったけど、走っていたせいかそれとも魅力的な弁当がないからか、食欲が沸かない。

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18時6分の西武池袋線に乗る。行き先はもちろん、所沢にあるビアガーデンだ、と書くと、同じネタになってしまうからやめる。そう、インボイスSEIBUドーム。オリックスバファローズ対西武ライオンズ今日は松坂が登板するはずだと思ってAさんを誘っていたのだけど、「今はまだ無理をさせる時期ではない」という監督の判断でギッセルになってしまっていた。ライト側外野席に入る。池袋で弁当を買わなかったのは、『きっと「ライオンズ弁当」みたいないい加減な弁当が売っているだろう』という予想に基づいてのことだったのだけど、弁当は売り切れていた。ライト側はやっぱり本気で応援している人が多い(いま首位なんだから当たり前か)。ふとレフト側に目をやると驚くほど空いていたので、レフト側に移動する。

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弁当はないが丼はある。マーボー丼をチョイスして食べたけど、まぁこんなもんかという味。外野席には席がなく、人工芝の斜面になっている。寝転がったり、こどもが走り回っていたりと、とてもプロ野球の球場とは思えない雰囲気だ(だがそれが良い)。しかも外野席の高さが低い。他の球場はスタンドの最下段がフェンスの高さと一致しているけど、この球場は外野席の高さはグラウンドの高さとほぼ一緒で、外野席とグラウンドは透明なフェンスで区切られているだけだ。その低さゆえに、選手が近くに感じられるし、試合にも集中しやすい環境だ(俺が試合に集中していたかは疑問が残るが)。

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ほどなくしてオリックスの攻撃が終わり、売り子がぞろぞろと外野席にやってくる。さて、何を飲もうかと考えていると、隣でAさんが興奮している。すわ何事かとその視線の先をみると、エビスの「売り子さんがすぐ隣に座って、ビールを注いで」いる。すぐ隣に座って、というのは、膝をつけてしゃがみこんでいるとかいうことではなく、本当に座っているのだ。しかも足を伸ばして。我々もエビスにしましょうというAさんに従ってその売り子からビールを買ったけど、そのときはしゃがんで注ぐだけ。しかも注いだビールは泡だらけだ。

試合は乱打戦。オリックスの打者一巡の猛攻で試合は決まったかと思いきや、すぐに1点2点と西武が返して再び1点差に、という展開をぼんやり眺めながらぐだぐだ過ごす。周りに熱心に野球を観ている人がほとんどおらず、みんな寝ていたりケータイをいじくったりしている。俺は思わずそれに従ってしまったのだけど、Aさんは周りに流されることなく、さきほどの売り子を目で追い、またその娘から買っていた。しかし、またしても隣に座ってもらえていない。ぼんやり他の売り子を眺めていると、なるほど「売り子さんは高校生中心」だ。だけど、売り子がルーズソックスっていうのは、ちょっと気に食わないね。

20時半、エビスの売り子が仕事を終えるその時間にトイレに行って戻ると、Aさんはまたしても同じ売り子からビールを買っている。しかし、今回はちゃんと横に座ってもらえている。どこかの映画じゃないけど、人が恋に落ちる瞬間を、初めて見てしまった。21時頃になると、指定席の客が急に帰り始める。もしかして電車なくなるんじゃないの、と不安になる。この先清原が出る機械もなさそうだし、8回表で球場をあとにする。その頃には、ふたりともすっかりこの球場のファンになっていた。

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どの電車に乗ればはやく着けるのか迷いながらも乗り換え、22時に池袋。山手線で大塚に行き、串揚げの店に入る。海の家のような造りで、窓側の席なのに、窓に席を向けなければならない。自分で揚げる串揚げ屋は初めてで、最初は面倒だと思っていたけど、これが意外と楽しい。注意書きに「キャベツを油に入れないでください」と書かれているのに、キャベツを油を突っ込んで油のはね返りをくらったAさんは、どうかしていると思う。
by hstm2 | 2006-07-25 23:37 | 日常
acoustic tour
ついに向井秀徳アコースティック&エレクトリックツアーが発表された。

10.06 (金) 九段会館大ホール
10.09 (祝) 帯広 Rest
10.10 (火) 旭川 CASINO DRIVE
10.11 (水) 札幌 SUSUKINO810
10.13 (金) 弘前 MAG-NET
10.14 (土) 盛岡 club change WAVE
10.16 (月) 仙台 CLUB JUNK BOX
10.26 (木) 新潟 CLUB JUNK BOX
10.27 (金) 金沢 AZ HALL
10.28 (土) 福井 CHOP
10.30 (月) 京都 磔磔
10.31 (火) 名古屋 CLUB QUATTRO
11.06 (月) 心斎橋 CLUB QUATTRO
11.07 (火) 徳島 DYLAN
11.08 (水) 高松 DELTA MARKET
11.10 (金) 福岡 BEAT STATION
11.11 (土) 鹿児島 SR HALL
11.13 (月) 広島 club CHINA TOWN


こんなにしっかりツアーやるとは思ってなかったから、どこ行こうか迷うね。
by hstm2 | 2006-07-25 03:42 | 音楽
2006.07.24(月)
10時半に起き、ようとしたら、からだを起こせない。なんやコレ、ついに俺も金縛り体験かと浮かれる。しかし、一体何に縛られているというのだろうと不思議に思い、昨日の夜のことを思い返してみる。あぁそうだ、うなぎの肝。あまりにもまずくて残してしまったから、うなぎの肝の呪いか、とも思ったけど、よく考えたら唐突に腹筋なんかしたからだった。

いつのまにやら茨城球団の存続が決まったようだけど、「大好きな野球だったけど、やめることにしました」(19日)から「オレやるよ!」(22日)を経て「解散をやめてよかった」(23日)って、テンポが良過ぎやしないか?「オレやるよ!」と言い出すその前日に山本を除名処分にしているところなんて、周到というか、なんというか。欽ちゃんらしく、この流れは台本通りということか、と穿った見方をしてしまう俺はスレているのかもしれないけど、加藤の涙には感応できても、欽ちゃんの涙にはただシラケるだけだった。

夕方になってようやく起き出してカレーをつくる。たまねぎが余ったので、ようやくたまねぎとワカメと豆腐の味噌汁をつくる。食べることなく18時から大学に行き、図書館で土曜日の続きをやる。85年分から今月分までの「同級生交歓」を読み返してみたけど、親子二代で出ている“セレブ”は見つけられず。その代わり、この20年で(「創刊80周年記念・2002年2月特別号」を除いて)唯一「同級生交歓」が休載した号の「私の散歩道」に、或る方を発見できた。それにしても、20年分眺めただけでも、その或る方が出ている「同級生交歓」(2002年10月号)の写真のすごさを理解できた。他の回は同窓会ぽい、そして「文藝春秋」ぽい写真だけど(同窓会ぽさの中にも、いかにも同窓会ぽい雰囲気の写真と、「眺めているだけで、説明がなくても」「学校の校風がありありと伝わってくる」写真とがあるけど)、この回の写真だけは異質だ。

ついでに論文も数本コピーして、21時半に帰宅。さらっさらのカレーを食らう。テレビをつけると、ドラマ「東京タワー」の宣伝でリリー・フランキーと広末涼子が「スマスマ」に出ている。ドラマの番宣で出ているのに、肝心のドラマが「延期」になってしまった。「欽ちゃん球団」が存続しようがしまいが俺には関係のない話だけど、このドラマが見られないのは残念だ。
by hstm2 | 2006-07-24 22:51 | 日常
2006.07.23(日) ドヨウノウシの日
10時に起きて、パンを食べる。

今日は土用の丑の日だけど、俺にとっては「うなぎの日」だ。たぶんほとんどの人はどういう日なのか知っててうなぎを食べているんだろうけど、俺は、土用というのが「五行思想に基づく季節の分類の一つで、各季節の終りの約18日間」を指し、その18日間のうちの日の十二支が丑である日のことだそうだ。だから、年によって土用の丑の日が1日の年もあれば、2日の年もあって、今年は2日ある年だ、と(だからA野さんの手帳の8月4日のところに「土用の丑の日」と記されていたのは、間違いではなかった)。

そんなことはともかく、去年は生意気に飯倉にある「野田岩」で白焼きを食べていた。今年は一緒に行く相手もいないし(相方はどうした俺)、どうしようか迷いながら過ごす。迷っているとますますうなぎが食べたくなってくる。コンビニの鰻重で我慢しようかと思ったら、コンビニの弁当のくせに1380円もする。冗談じゃない。コンビニで1380円の鰻重を食べるんなら、もう千円払えば「野田岩」で鰻重が食べられる。でも、仕送りまえの俺にそんな余裕はない。

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その足でスーパーに。うなぎを食べたがってはいるけど、うなぎの味なんか分からない俺は、結局うなぎのタレでごはんが食べたいだけだ。うなぎのタレだけ買って帰る、つもりだったのに、店員の戦略にまんまとはまり、うなぎも買ってしまう(騙すつもりはなかったんです)。帰ってさっそく、レンジで温めて食らう。うーん、ゴムみたいな食感がたまらん。さすがは中国産だ。調子に乗ってうなぎの肝焼き(260円)まで買ってしまったけど、これが激マズ(初めてうなぎの肝を食べたから、安物だからまずいのか、それとも肝自体がまずいのか、分からない)。

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夜、久しぶりにテレビ三昧。「ちびまる子ちゃん」、「サザエさん」、「ジャンクSPORTS」、ちっとも笑えない「笑いの金メダル」、明石家さんまの「おしゃれカンケイ」、蕨スペシャルな「黒バラ」。蕨って、どこだ。関東のことを少しは分かったつもりでいたけれど、知らないことばかりだ。
by hstm2 | 2006-07-23 21:47 | 日常
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これがあれば夏は乗りきれる。
by hstm2 | 2006-07-23 17:39 | 日常


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